iPhoneで撮影した写真は、ストレージを節約するため定期的にパソコンやクラウドへ移動/バックアップするものですが、お気に入りは残しておくもの。ある程度の枚数は機種変更時にも引き継いでいるユーザも多いのではないでしょうか。

だから、長年のiPhoneユーザは歴代モデルで撮影した写真が手もとにあるはず。特にワイヤレスでデータを移行できる「クイックスタート」がサポートされて以降は、バックアップを省略するようになり、直前まで利用していたiPhoneの写真がそっくりそのまま残っている、というケースが多いのではないでしょうか。

どのiPhoneで撮影したかは、iPhoneに標準装備の写真アプリで調べることができます。手順はかんたん、検索フィールドにiPhoneのモデル名を入力すればOK。iPhone 7で撮影した写真を探したければ「iPhone 7」と入力、たったそれだけです。

そのカラクリは単純。カメラアプリで写真を撮影したとき、JPEGまたはHEIFファイルに保存されるメタデータ(EXIF情報)の機器の種類に、「iPhone 7」という情報が記録されるためです。機器の製造元として「Apple」も記録されるため、「Apple」と入力すれば歴代のiPhone(およびiPadなどApple製品)ごとに写真が分類されます。写真アプリの検索機能は文字を入力するつど結果が更新されるインクリメンタルサーチに対応しているため、実際のところ「ap」や「ip」とタイプする程度でじゅうぶんです。

なお、撮影時にEXIFを記録するデジタルカメラで撮影された写真であれば、同じように機器の種類(カメラの型番)や製造元(メーカー名)をたよりに検索できます。これまでいろいろなカメラを利用してきたユーザにとっては、便利な検索方法ですよ。

  • ライブラリ上の写真を撮影に使ったiPhoneごとに分類できます