• 北欧の空気清浄機ブランド「ブルーエア」が新製品を発表しました。家具に溶け込むデザインの空気清浄機は、リビングだけでなく書斎や個室などでも活躍しそうです

セールス・オンデマンドは、同社が国内総代理店を務めるスウェーデンの空気清浄機ブランド「ブルーエア」の新製品発表会を行いました。

新製品「Blueaire DustMagnet(ブルーエア ダストマグネット)」は4モデルを用意。発売は2022年1月13日、価格は68,200円~84,700円です。店頭販売に先駆け、2021年12月16日にブルーエア公式サイトと家電量販店などのオンラインサイトで、先行発売を実施します。

  • 左から順に18畳用「5210i」が62,700円、34畳用「5410i」が79,800円、34畳用「5440i」が84,700円、18畳用「5240i」が68,200円

脚とテーブル付き、北欧家具のような機能美にうっとり

ブルーエア ダストマグネットは、本体上部にテーブルトップを備えた北欧家具のようなデザインが魅力です。

白を基調にしたデザインと、ファブリック素材のデザインの2パターンを用意。ファブリック素材デザインのモデルは、レザーのタグがアクセントになっています。

  • 白を基調にしたデザインはシンプル。上に載っているのがテーブルで、約10kgまでの小物などを置けるようになっています

  • ソファや他の家具と相性が良さそうなファブリック素材デザイン

  • 横に付いたレザータグが素敵です

ブルーエアの製品では珍しく、レッグパーツを備えていますが、このレッグパーツはデザイン的な演出だけでなく、機能面でも重要な役割を果たしています。

  • テーブルや椅子のような、レッグパーツを備えています

上部と下部から吸引。2つの吹出口から渦状の気流を生み出す

ブルーエア ダストマグネットでは、本体上部だけでなく、レッグパーツを付けたことで本体の下部からも吸引が可能になりました。本体下部から吸引することで、ハウスダストが溜まりやすいとされている床上30cmのエリアにしっかりと効果を発揮します。

一般的に、空気中に浮遊したハウスダストは時間とともに床に落ちます。本体の下部分に吸込み口があると、床付近のハウスダストもしっかり吸い込めるというわけです。床付近で過ごすことが多い、小さい子どもがいる家庭などには助かるポイントです。

本体の両サイド(側面中央)には吹き出し口を搭載。それぞれ斜め上方・斜め下方に配置された吹き出し口から空気を吹き出すことで、渦状の大きな気流を起こし、キレイな空気を部屋中に循環させます。

  • 互い違いに配置された2つの吹き出し口で、独自の渦状の気流を起こします

  • 帯電させたプレフィルターで、マイナス帯電した空気中の粒子を吸着、キレイにして放出します

  • 高性能フィルター技術を融合し、さらに微細な汚れもキレイに

吹き出し口にはイオナイザーを備え、空気中の粒子をマイナスに帯電させます。そして本体上下の吸込み口に搭載された、ステンレス製のプレフィルターはプラスに帯電しているため、マイナスに帯電した空気中の粒子を磁石のように引き寄せます。これが「ダストマグネット」の名前の由来になっているというわけです。

内蔵するフィルターは、このステンレス製のプレフィルターと、微粒子をつかまえるコンボフィルターの2種類。空気が最初に通過するプレフィルターでホコリなどの大きめの粒子を引き寄せ、次のコンボフィルターで微細な粒子をキレイに除去します。

コンボフィルターは、粒子フィルターと活性炭フィルターを組み合わせたもの。空気中のガス、ニオイ、煙、化学物質などを捉えます。実に「0.1μメートルまでの有害物質を99.97%除去する」とのことで、高い清浄スピードど除去能力を求める人にはうれしい機能ですね。

ちなみにフィルター交換の目安は、稼働時の運転スピードなどにもよりますが、6カ月から12カ月です。

  • プレフィルターとコンボフィルターを、上下の吹き出し口付近に2枚ずつセット

  • ステンレス製のプレフィルターは、汚れたら乾いた布で拭き取るだけでお手入れできます

  • 脚を付けたことで、本体下から床付近のハウスダストを吸い込めます

  • 上部からも空気中の汚れを吸引

  • 吹き出し口はやや斜めに設置されています

  • メインのコンボフィルターは、粒子フィルターと活性炭フィルターを組み合わせたフィルターです

スマホと連携すると、空気の汚れを詳細にチェックできる

本体上部にある操作ボタンは「電源」と「風量」の2つだけ。タッチで操作するシンプルなインターフェイスのため、迷う部分がありません。

正面の中央に搭載された「空気環境ステータスランプ」は、内蔵したセンサーで測定した空気の質をリアルタイムで知らせます。5段階で表示されるため、直感的に部屋の空気の状態が分かります。

  • ボタンは2つだけなので迷わず使えます。電源はオンオフ、風量はタッチしていくごとに強弱などを選択できます

  • 空気の状態をランプの色で告知

専用のスマホアプリを使うと、もっと細かい設定も可能です。室内の空気をモニタリングするほか、フィルターの使用状況の確認、スケジュールの設定、屋外の空気のモニタリングも可能です。

また、12月中旬からは、外出時にはスタンバイモード、帰宅時にはスイッチオンに自動的に切り替わる「ウェルカムホーム機能」が使えるようになります。

  • 本体のインターフェイスはシンプル。細かい設定はアプリで行います

中国、アメリカでは発売済み。73%が「ハウスダストが減った」

「生活スタイルが変化し、家の中で過ごす時間が増えていますが、家の中で生活する時間が長いということはハウスダストも増えます」とセールス・オンデマンドの荒井加奈子さん。

同社が行った調査によると、空気清浄機を購入するきっかけのトップは「ハウスダスト」とのこと。空気中の汚れも、床付近のハウスダストもしっかり吸引するブルーエア ダストマグネットはそんなユーザーの声に応えた製品といえそうです。

ブルーエア ダストマグネットは、既にアメリカと中国で発売済みです。同社がダラス、シカゴ、北京、上海、広州で6週間のユーザーテストでは、「ハウスダストが減ったと感じる」と約73%の人が答えたそうです。

  • 空気清浄機を購入するきっかけは「ハウスダスト」がトップ

  • ユーザーテストでは73%が「ハウスダストが減ったと感じる」と回答

  • 性能試験の結果でも高い性能が分かります

インテリアにこだわる層へ。家の中心に置ける空気清浄機

ブルーエア ダストマグネット上部のテーブルは、スマホなどちょとしたものを置くサイドテーブルとして使えます。耐荷重は10kgですが、こぼれると本体の故障につながるため、飲みものや花瓶などの液体は置かないほうがよいでしょう。

荒井さんは「ブルーエアはデザイン性が強み。北欧の家具のようなデザインを持った空気清浄機はほかにはない製品だと思っています。ブルーエア ダストマグネットなら高性能と同時にデザインも提供できます。一般的に空気清浄機というと、できるだけ家の中心に置きたくないデザインのものが多かったと思いますが、本機はサイドテーブルとしても使えるので、部屋の中心においてもインテリアにマッチします」と説明します。

ターゲットは、「インテリアにこだわる人」とのこと。サイズは18畳用と34畳用の2サイズ。リビングにもいいですが、個人的には寝室のベッドサイド、子ども部屋、個室などでサイドテーブルがわりに使っても良さそうだと思いました。

  • スマホやちょっとした文具などを置くのに丁度よいサイズです