Clubhouseは9月30日(米国時間)、ユニバーサル検索と切り取り機能「Clips」(ベータ版)、Android版の空間オーディオ機能のロールアウトを開始、またアーカイブ機能「Replays」を10月中に追加する計画を公表した。

ユニバーサル検索では、人、クラブ、ライブルーム、予定されているイベントなどを検索できる。

Clipsは公開されているルームにおいて、誰でも30秒のクリップを切り取れる機能で、作成したクリップは、InstagramやFacebook、Twitter、iMessageなどで共有できる。ルームの作成者がオン/オフをコントロールし、オンにするとハサミのアイコンが表示され、タップするとその時点から前の30秒間がキャプチャーされる。

Clubhouseでルームを見つけてもらう方法、見つける方法は限られ、「発見」がClubhouseの課題の1つになっている。Twitterなどへの投稿がクリエイターと視聴者を結ぶ場になっているが、ユニバーサル検索によって、アプリ内においてユーザーが自分の興味に従ってルームを探せるようになる。また共有されたクリップを通じて実際の会話を聞く体験が、Clubhouseを体験したことがない人や会話の内容に興味を持った人達を引き付けるきっかけになり得る。Clips(ベータ版)は少数のクリエイターからロールアウトを開始して、コミュニティに活用を広げていく。

Clubhouseはリアルタイムの会話の価値を重んじてアーカイブ配信を提供していなかったが、「もう一度聞きたい」「自分も聞きたかった」という声は強く、またライバルサービスがアーカイブ配信を武器にし始めている。Replaysはルームを開始する際にオン/オフを選択し、オンにするとプロフィールやクラブに保存されてClubhouseで検索対象になり、ダウンロードも可能になる。クリエイターはClubhouseを通じて音声コンテンツを簡単に作成でき、発見の機会を広げて視聴者を増やしていける。