総務省が2015年5月にSIMロック解除を義務化して以降、中古のスマートフォンが利用しやすくなりました。オークションサイトやフリマアプリの普及もあり、入手も容易になっています。1年ごとに買い替えるユーザも珍しくないiPhoneの場合、新モデルが登場する秋は流通量が増える傾向にあります。

中古品となると、前オーナーがどのように扱ってきたかでコンディションは左右されますが、iPhoneは機能的な意味で「発売から5年以内のモデルであればまだまだ使える」と考えていいでしょう。

たとえば、2015年発売のiPhone 6sは、2021年秋公開予定のiOS 15でも引き続きサポートされます。おそらく2022年秋に公開されるであろう次バージョン(iOS 16?)ではサポートされない可能性があるものの、発売から6年を過ぎても現役モデルとして利用できるわけですから、2017年発売のiPhone X、2018年発売のiPhone XSならばたっぷり2年は使えます。

問題は物理的なコンディションで、1年以上使用されたとなるとある程度のキズや使用感はやむを得ません。バッテリーも、2年間毎日使用すれば当初の性能の80%程度に低下しているはずなので、ある程度の期間使用された中古品をストレスなく使うためには交換を検討すべきです。

ガラスの破損やバッテリー交換への対応は、日本国内に8店舗あるApple Storeへ持ち込むか、Appleリペアセンターでの配送修理、またはApple認定の正規サービスプロバイダに依頼すればOKです。保証についても、さくら少額短期保険の「モバイル保険」などでカバーできます。

手間をかけたくない場合には、オンラインの整備済み品を選ぶという方法があります。たとえば、Amazonは正常に機能し新品同様に見えるよう整備され検査とテストをクリアした再生品・中古品・展示品・開封品のSIMフリーiPhoneを、「Amazon整備済み品」として販売しています。価格水準チェックの参考にしてみては?

  • 中古のiPhoneを買うときには(画面はAmazonの整備済み品)