EDIFIER INTERNATIONALは、ハイレゾサウンドをワイヤレスで楽しめるという、ハイブリッドタイプの完全ワイヤレスイヤホン「NeoBuds Pro」を、クラウドファンディングサイトのMakuakeで7月29日に発売した。一般販売予定価格は13,999円。プロジェクト期間は9月15日まで。

  • NeoBuds Pro

執筆時点(7月29日14時過ぎ)では目標金額30万円を大きく上回る、130万円近い支援を集めている。定価の33%オフとなる9,379円で購入できる180セット限定プランなど、複数の応援購入プランを用意し、いずれも10月末までに配送予定だ。

創業25周年をきっかけに、オーディオ事業で培ってきた技術を余すことなく投入したというNeoBuds Pro。10mm径ダイナミックドライバーと、Knowles製のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを各1基搭載したハイブリッドタイプで、BluetoothオーディオのLHDCコーデック対応により、最大96kHz/24bitのハイレゾサウンドを楽しめるという。さらに、後日実施予定のファームウェアアップデートでLDACコーデックにも対応予定。他にもSBC、AACをサポートする。

なお、NeoBuds Proは、日本オーディオ協会が定めたワイヤレスオーディオ機器向けの高品質伝送基準を満たしたとして、ハイレゾオーディオワイヤレスのロゴを3月29日に取得している。

  • ダイナミックドライバーとBAドライバーを両方搭載したハイブリッドタイプ

ハイブリッドドライバーのパフォーマンスを最大限に高めるため、DSPクロスオーバー&バイアンプ方式を採用。ダイナミックドライバーとBAドライバーの特性に応じて周波数帯域をデジタル分割し、独立したアンプで駆動することにより、低域と中域、高域で繊細かつパワフルな再生を実現するという。

最大-42dBという高いノイズ低減性能を実現するノイズキャンセリング(NC)機能を搭載。ノイズ低減レベルは2種類から選べる。さらに、イヤホンを耳に着けたまま外の音を聞けるアンビエント(外音取り込み)モードも搭載する。

ゲームモードへ切り替えることで、最大80ミリ秒(0.08秒)という低遅延伝送が可能になり、ゲームを遊ぶときや、動画コンテンツの視聴における映像と音声のズレを防ぐとする。また、左右同時伝送技術によって通信の安定性や音途切れの低減に加え、高い省電力性能も実現する。Bluetooth SoCはBestechnic製。

専用アプリ「Edifier Connect」を用意し、NCの動作モードやゲームモードのオン/オフのほか、左右イヤホンのタッチ操作などを設定可能。イコライザーも備え、低域を強調し高域を柔和にするといったサウンドカスタマイズも可能だ。

  • 専用アプリ「Edifier Connect」の画面イメージ

NCオフ時の連続再生時間はイヤホン単体で最大6時間、充電ケース込みで最大24時間。1時間でフル充電できるほか、10分の充電で約1時間の通話が可能になる急速充電にも対応する。NCオン時の連続再生時間は単体で最大5時間、ケース込みで最大20時間。

人間工学に基づいた安定した装着感を追求し、軽量・機能的なデザインを採用。IP54準拠の防水防塵性能を備え、運動時の汗や突然の雨にも耐えるという。重さはイヤホンが片側5.4g、ケースが58g。特別設計の7サイズ(XXS/XS/S/M/L/XL/XXL)のシリコン製イヤーチップや、USB-C充電ケーブル、専用ポーチを同梱する。

  • 充電ケース