NECプラットフォームズは5月27日、無線LANルータ製品「Aterm」シリーズにて、Wi-Fi 6に準拠した8ストリームのホームルータ「Aterm WX3600HP」を発表した。6月3日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は16,500円前後。

  • Aterm WX3600HP。アンテナは送信4×受信4を搭載し、実行スループットは約1,627Mbpsとなっている(同社調べ)

Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)に準拠し、8ストリーム通信に対応した家庭要無線LANルータ。規格上の最大通信速度は2,402Mbps(5GHz帯)で、通信帯域を分割して同時に複数台の端末へデータを送信できる「OFDMA」や、複数端末と同時通信する「MU-MIMO」技術などにより安定した通信が可能。

また、独自の回路設計とチューニング技術を組み合わせた「ハイパワーシステム」により、電波が届く範囲を拡大。360度方向に電波が届く新技術ワイドアンテナPLUSも採用する。 

本体には2.5Gbps有線ポートを搭載し、IPv6通信もサポートする。WAN側は1ポートで、2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TXに準拠。LAN側は4ポートで、1000BASE-T/100BASE-TXに準拠する。

無線セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA3-SAE、WPA3-SAE Transition。またMACアドレスフィルタリング、ネットワーク分離機能も備える。

本体サイズはW51.5×D215×H200mm、重さは約0.8kg。外出先からインターネット経由で、無線設定の変更や再起動などの操作を行えるスマートフォン・タブレット向けアプリ「ホームネットワークリンク」も、2021年夏の提供を予定。本体のファームウェアアップデートで利用できるようになる。