NTTドコモ、NTTアーバンソリューションズ、NTT都市開発の3社は5月26日、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)を用いて居住者の行動や特性を学習し居住者をサポートする次世代住宅の実現をめざす実証実験を開始すると発表した。

同実証実験では、食事や体重、体温などの情報に応じた運動や食事レシピのアドバイス、また、在宅ワークなどのシーンに合わせた照明、音楽、プロジェクター映像などにより居室の雰囲気を変化させるサービスなどが、居住者のニーズの変化や多様性に対応できるかを検証する。

スマートミラー、プロジェクター、調光調色照明などのIoTデバイスを設置したリビングダイニングや、各種情報を表示できるスマートミラー、好みのシチュエーションに合わせて部屋を演出するプロジェクターなどを活用する。また、これらの機器から得られた情報の確認や、機器の操作をスマートフォンで行う。

  • スマートミラー、プロジェクター、調光調色照明などのIoTデバイスを設置したリビングダイニング

  • 各種情報を表示できるスマートミラー(健康情報・空気環境センサー情報・周辺天気など)

  • 好みのシチュエーションに合わせて部屋を演出するプロジェクター(検証予定)

  • スマートフォンWebアプリ画面イメージ(左:健康情報や空気環境センサー情報表示画面/右:家電操作画面)

なお同実証実験は、NTT都市開発が提供する都市型賃貸マンション「Wellith URBAN(ウエリスアーバン)中野坂上」で実施すされる。3社は、STEP1(2021年5月)・STEP2(2021年秋)・STEP3(2022年)と段階的にサービス・機能の拡張を行う予定だ。

  • Wellith URBAN(ウエリスアーバン)中野坂上