メルカリは4月28日、多様な人材が活躍できる環境創りを目指し、2つの制度「卵子凍結支援制度」「0歳児保育支援制度」を2021年5月1日より、同社の人事制度「merci box(メルシーボックス)」に新たに試験導入すると発表した。
merci boxは、メルカリの社員が「大胆におもいっきり働ける環境」をより充実させていくため、2016年2月に導入された人事制度。「妊活の支援」や「認可外保育園補助」のほか、休暇制度「Sick Leave」の導入など、アップデートを重ねながら制度を拡充している。
今回、新たに試験導入予定の「卵子凍結支援制度」は、採卵、凍結保存などの卵子凍結に関する費用を負担する。卵巣刺激、採卵、麻酔、凍結保存、凍結卵子融解、凍結保存延長、検査といった卵子凍結に関する費用を、妊活サポートの一環として、子供1人あたり200万円を上限として支給する。
また、「0歳児保育制度」では子が満1歳になるまでの認可・認可外保育園およびベビーシッター利用に関する費用として月10万円支給し、育児の補助を行う。これら2つの制度は、全社員が対象で、社員の配偶者・パートナーも対象になるという。
さらに今回、社員本人の病気・ケガを事由とした休暇を年10日間、有給休暇とは別に付与する同社独自の制度「Sick Leave(シックリーブ)」の対象範囲も社員本人だけでなくペット、パートナーも含めた家族まで拡大するとしている。
メルカリは今後も、ライフイベントに応じたサポート制度の拡充を通じ、より多様な人材が活躍できる環境を創りを進める方針だ。