ドイツの総合メーカー、ボッシュブランドのビルトイン型IHクッキングヒーター「PXE645FC5V」が日本で発売される。輸入代理店のG-Placeを通じて6月1日に出荷を開始、価格は324,500円。

  • ボッシュブランドのビルトイン型IHクッキングヒーター「PXE645FC5V」

PXE645FC5Vは、調理にかかる手間を減らしたり、調理を手助けしたりする機能を備えたIHクッキングヒーター。時短調理を可能にする「パワーブースト」では、通常の火力調整が17段階のところ、パワーブーストを有効にすると最大火力がさらに50%パワーアップする。パワーブーストは最長で約10分間持続し、その後は自動的に最大火力へと切り替わる。大量のお湯をすばやく沸かしたいときなどに便利だ。

左側に配置した2口のヒーター部分には、4枚の磁力発生コイルを搭載。大きな1口ヒーターとしても使える「フレックスゾーン」となり、大きなサイズの鍋、オーバル型や長方形の調理器具をムラなく加熱する。フレックスゾーン機能が有効になっている場合、調理器具を置いたヒーター部分のみ加熱するため、無駄なエネルギーを使わない。

ヒーター別の最大火力は、2つの中型ヒーターが各1.9KW(ブースト機能時3.2KW)、小型ヒーターが1.2KW(ブースト機能時1.9KW)、大型ヒーターが1.9KW(ブースト機能時3.2KW)、フレックスゾーンが2.8KW(ブースト機能時3.2KW)。

  • フレックスゾーンのイメージ

このほか、調理メニューに応じたセンサーレベルを選ぶと、食材を投入する温度に達したときに音で知らせる「フライパンセンサー」を装備。調理中はセンサーがフライパン底部の温度を検知して火力を調整し、適切な温度を保つことで食材の過熱を防ぐ。

センサーのレベルは4段階。ソースの温めなどに適した「min(ミニマム)」、卵料理やパンケーキなどに使用する「low(ロー)」、塊肉の調理や揚げ物に適した「med(ミディアム)」、ステーキ(ミディアムレア)や野菜炒めなどを短時間で調理する「max(マックス)」。

タイマー機能としては、設定した時間になると音で知らせる「アラーム」、設定した時間になると加熱を終了する「オフタイマー」の2つがある。

安全機能は、チャイルドロック、調理中でも安全にふきこぼれを掃除できる「お手入れロック」、使用後のヒーター余熱をサインで表示する「余熱お知らせ機能」、一定の調理時間を経過すると自動で消火する「自動消火機能」など。本体サイズは幅583×奥行き512×高さ55mm、重さは約14kg。天面操作部はセラミックガラス。電源は単相200V 30A。