サムスン電子ジャパンは4月8日、Galaxyブランドの最新フラッグシップスマホとなる「Galaxy S21 Series 5G」の発表会を開催。グローバルではすでに発売済みですが、日本ではNTTドコモとauから発売となることが明らかになりました。

NTTドコモ向けには「Galaxy S21」「Galaxy S21 Ultra」を、au向けには「Galaxy S21」「Galaxy S21+」を展開します。キャリア端末の取扱店舗やオンラインショップ、Galaxy Harajuku(東京都渋谷区)などで4月8日に予約を開始し、4月22日から発売します。本体価格は10万円~15万円ほど。NTTドコモとauではスマホ購入プログラムも用意しています。

  • Galaxy S21シリーズがいよいよ日本上陸。その特徴は?

3モデルをチェック

Galaxy S21シリーズは、Galaxy S20シリーズ(2020年春発売)の後継モデル。ディスプレイサイズは、Galaxy S21が6.2インチ、Galaxy S21+が6.7インチ、解像度はFull HD+(2,400×1,080ドット)です。一方、Galaxy S21 Ultraは6.8インチのQuad HD+(3,200×2,400ドット)という仕様。Galaxy S21とGalaxy S21+は共通点が多く、Galaxy S21 Ultraは最上位モデルという位置づけです。

  • Galaxy S21(画像はドコモ版)。ファントムグレー、ファントムバイオレット、ファントムホワイトの3色展開。なかでもファントムバイオレットの色使いが独特

  • ドコモでは「Galaxy S21」「Galaxy S21 Ultra」、auでは「Galaxy S21」「Galaxy S21+」を取り扱います

3モデルとも、SoCにはQualcomm Snapdragon 888を採用しました。いずれもFeliCa(おサイフケータイ)に対応します。もちろん5Gもサポートしており、ドコモのGalaxy S21とGalaxy S21 Ultraでは下り最大4.2Gbps、auのGalaxy S21とGalaxy S21+では下り最大3.4Gbpsの高速通信が利用できます。OSはいずれもAndroid 11です。

■Galaxy S21 5G(ドコモ、au)
・メモリ:8GB
・ストレージ:256GB
・本体サイズ:W71×D152×H7.9mm
・重さ:約171g

■Galaxy S21+ 5G(au)
・メモリ:8GB
・ストレージ:256GB
・本体サイズ:W76×D162×H7.8mm
・重さ:約200g

■Galaxy S21 Ultra 5G(ドコモ)
・メモリ:16GB
・ストレージ:256GB
・本体サイズ:W76mm×D165mm×H8.9mm
・重さ:約228g

  • 最新の5nmプロセッサを採用し、前モデル(S20シリーズ)と比較して大幅に性能アップ

Galaxy S21とGalaxy S21+のカメラ周りは、超広角の約1,200万画素、広角の約1,200万画素、望遠(光学3倍)の約6,400万画素という3眼仕様。サブカメラは1,000万画素です。動画は8K(24fps)まで対応しました。8Kで撮影した動画は、ビデオスナップ機能を使うことで、3,300万画素相当の高画質な写真として切り出せます。

  • Galaxy S21、Galaxy S21+は3眼カメラ

  • 8Kビデオ、8Kビデオスナップに対応

ディレクターズビュー機能では、3眼カメラをシームレスに切り替えて撮影できるほか、イン・アウトカメラで同時に撮影することも。テンポよくカメラをパッと切り替えたり、撮影者本人の顔をワイプで撮影したりと、これまでにないアクセントの効いた動画が撮れそうです。

  • ワンタップでカメラを切り替えられるディレクターズビュー

ドコモが取り扱う最上位モデル、Galaxy S21 Ultraのカメラ周りは、超広角の約1,200万画素、広角の約1億800万画素、望遠(光学10倍)の約1,000万画素、望遠(光学3倍)の約1,000万画素という4眼カメラの構成です。

  • Galaxy S21 Ultraは4眼カメラ

こちらも8K動画の撮影に対応。動画の撮影時にはズームも利用できます。ズームロック機能によって、高倍率ズームでも手ブレのない写真が撮れるようになりました。

  • 20倍以上のズーム撮影時に被写体のオブジェクトを認識し、フォーカスをロックして手ブレを減らすズームロック機能

もっとも大きな特徴ともいえるのは、Galaxy S21 UltraがSペン(別売り)にも対応したことでしょう。Galaxy Noteシリーズでおなじみの、手書き機能を利用できます。

  • Galaxy S21 UltraはSペンにも対応。ただしスマホ本体には収納できません。純正のSペン収納ポケット付きケースが欲しくなります

オンライン発表会には、NTTドコモとKDDI(au)のキーパーソンがメッセージを寄せました。

auは最近、折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold2 5G」や「Galaxy Z Flip 5G」、5G対応モバイルルーター「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」も発売しました。昔からGalaxyのラインナップを数多く取り扱ってきたauです。今回のGalaxy S21とGalaxy S21+についても「カメラ、ディスプレイを含めてシリーズ最高性能になりました。auの使い放題プラン、Netflixパック、with Amazonプライムとも相性バツグンです」(KDDI 執行役員 松田浩路氏)として期待を込めています。

  • KDDI 執行役員 松田浩路氏

NTTドコモ プロダクト部長 安部成司氏は「ドコモがGalaxyシリーズを取り扱い始めてから2021年で11年目。実に45機種目、46機種目となるGalaxy S21、Galaxy S21 Ultraは、最高の仕上がりです。3つの新たな周波数帯にこだわったドコモ最先端の『瞬速5G』をご利用ください。また、ahamoにも対応しています」とアピールしていました。

  • NTTドコモ プロダクト部長 安部成司氏

完全ワイヤレスイヤホンがもれなく付いてくるキャンペーン

なお、Galaxy S21 Series 5Gを予約・購入・応募することで、Galaxyの完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds+」または「Galaxy Buds Pro」がもれなく当たるキャンペーンが実施されます。予約期間は2021年4月8日~同年4月21日。詳細は、Galaxyのドコモ版キャンペーンページ、およびau版キャンペーンページで確認してください。

  • 純正ワイヤレスイヤホンがもらえるキャンペーンを実施中