KDDI(au)が取り扱うサムスン製の5Gスマホ「Galaxy Note20 Ultra 5G」。10月15日に発売となり、サムスンが自身の直営店である「Galaxy原宿」で公開しています。同じくKDDIから今後発売される折りたたみスマートフォンの「Galaxy Z Fold2」「Galaxy Z Flip 5G」の2製品も同時に展示しており、購入前にじっくりと試せるようになっています。

Sペンがさらに進化したGalaxy Note20 Ultra 5G

Galaxy Note20 Ultraは、付属のSペンを使った手書き入力に対応した大画面スマートフォン。Sペンのレイテンシーが大幅に向上し、より滑らかな手書きが可能になったとしています。

  • 新しいGalaxyシリーズは統一されたカラーリングも特徴。左がGalaxy Note20 Ultra 5G。中央上の正方形っぽいのがGalaxy Z Flip 5G、その下が完全ワイヤレスイヤホンのGalaxy Buds Live、その右がスマートウォッチのGalaxy Watch3、右端がGalaxy Z Fold2

  • 大画面で限界までディスプレイを広げたGalaxy Note20 Ultra 5G

auのGalaxy Note20 Ultra 5Gは10月15日から発売。販売価格は159,830円で、月々の支払額は4,090円です。かえトクプログラムを利用すると、24カ月目に買い換えることで支払総額を94,070円に抑えられます。

  • Sペンは底面左下にあります。前モデルまで右下だったのが変更されました

質感が高く、手触りの良い外装は高級感がありまる。新カラーのミスティックブロンズは一見すると派手に見えますが、落ち着いた印象です。

  • 背面はマットな外装。手触りもよく、ピカピカと反射するカラーより個人的には好印象

  • カメラはトリプル。右側にある黒い部分はレーザーAFセンサーです。メインカメラには1億800万画素センサーを採用し、上位モデルにふさわしいカメラ機能です

Sペンは、基本的な性能は従来通りですが、画面に触れてから反応するまでのレイテンシーが9msまで短縮化され、反応が良くなりました。ペンのボタンを押して空中でペンを振り、「戻る」「ホーム」といった操作が可能なエアアクション機能も追加。利便性が向上しました。

  • 細身のSペンは通常のペンに比べれば書きづらいのですが、慣れてくると普通のペンと変わらないスピードでメモを取れます

  • 付属アプリのGalaxy Notesでは、メモを取るのと同時に録音も可能。再生時に手書きテキストをタップすると、そのタイミングに音声がジャンプして再生されます。未再生部分はテキスト色が薄くなり、再生済みはテキスト色が濃くなるので、メモを簡単に見返せます

  • 定評のあるイラスト作成ソフト「CLIP STUDIO PAINT」のAndroid版が初登場。まずはGalaxy Note20 Ultra 5Gから対応し、ユーザーは6カ月間無料で使えます。これはタレントの中川翔子さんが描画したイラスト。Galaxy Note20 Ultra 5GとSぺんならここまでイラストを描けるようです

  • 全体的に完成度は高く、カメラも高性能ですが、カメラ部の出っ張りは気になります。テーブルに置いてSペンで手書きメモを取っていると揺れてしまいますし、キズも心配なのでケースは必須かもしれません

Galaxy Z Fold2とZ Flip 5G

折りたたみスマートフォンの「Galaxy Z Fold2」と「Galaxy Z Flip 5G」は、KDDIからいずれも11月上旬の発売予定。10月15日の時点で価格は発表されていません。

  • Galaxy Z Fold2(右)とZ Flip 5G(中央)。開いた途中でも固定できるのが便利です。左はGalaxy Note20 Ultra 5G

Z Fold2は横折り、Z Flip 5Gは縦折りの折りたたみで、いずれもメインディスプレイを内側に折りたたむタイプです。Z Fold2は開くとタブレット、たたむとスマートフォンになります。一方のZ Flip 5Gは、開くとスマートフォン、たたむとコンパクトで持ち運びやすくなります。

特徴がそれぞれ異なる折りたたみスマートフォンなので、使い方をよく考えて選びたいところです。特にZ Fold2は前モデルに比べて大幅に機能が向上しており、特にスマートフォンモードで画面が大きくなった点と、タブレットモードでインカメラがパンチホール型になって画面占有率が増した点はポイントです。

  • Z Fold2はスマートフォンモードで画面が全画面化。スマートフォンとして使いやすく

  • タブレットモードでも全画面になりました

また、Z Flipのように開いた途中で角度が固定できるようになりました。この結果、自由に自立できるようになり、動画を視聴するときやカメラで撮影するときなど、便利に使えるようになっています。

  • 途中で角度が固定できるので、テーブルに置いて動画視聴などもやりやすくなりました。折り目でUIが分離する仕組みなので、YouTubeなどの対応アプリは操作面の恩恵が大きくなっています

  • タブレットモードにすれば。さらに大画面で動画視聴。4:3のアスペクト比なので、写真や電子書籍向きかもしれません

  • 折りたたんだ状態で便利なのがカメラ。三脚いらずです

  • カメラは色々な置き方ができるのもいい感じです

  • ただしカメラ部の出っ張りは大きめ。カバーが欲しいところです

  • 仕方ないとはいえ、折りたたんだ状態ではかなりの厚みがあるのは難点です

一方のZ Flip 5Gは、既存モデルを5G対応にして(SoCも強化)、カラーを現行のシリーズ共通のカラーであるミスティックブロンズに対応させたモデルです。

  • 折りたたむと非常にコンパクトになるZ Flip 5G

  • 開くと大画面のスマートフォンになります

  • 半分に折りたたんでテーブルに置けば、安定して撮影したり動画を視聴したりできます

  • 背面にあるのはカバーディスプレイ。画面は小さいのですが、通知だけでなく自撮り用のファインダー代わりに使えます

  • ちなみにGalaxy原宿には、Z Fold2 Thom Brown Editionも展示されています。許されるなら欲しいところではありますが……