シグマは12月1日、オンライン上で新製品プレゼンテーション「SIGMA STAGE Online」を実施した。その中で新しい単焦点シリーズ「Iシリーズ」を発表し、レンズ新製品「24mm F3.5」「35mm F2」「65mm F2」を発表した。スペック至上主義ではなく、「モノ」そのものへのクオリティに価値を感じるユーザーに向けて展開する。

  • シグマ、コンパクトな単焦点レンズ群「Iシリーズ」を発表 24mm、35mm、65mmの新製品

新しく発表されたのは高画質と常用性を両立し、サイズと性能を最適化したという「35mm F2 DG DN | Contemporary」「65mm F2 DG DN | Contemporary」と、コンパクトネスを追求し、携行性と機動力を重視したという「24mm F3.5 DG DN | Contemporary」の3製品。既存のContemporaryシリーズに属し、今回新しく発表された「Iシリーズ」の要件を満たす。

性能とサイズのバランスを高めた「Iシリーズ」

「Iシリーズ」は、バリュープロポジションに"Premium quality, Compact price"を掲げ、ミラーレスシステムに新たな価値を提案するとしているフルサイズ対応のレンズ製品群。ミラーレスカメラが主流となっていく市場で、性能とサイズのバランスがさらに重要になっていくと同社は指摘。また撮影デバイスが多様化、高性能化していく中で、あえてカメラやレンズを買う意味として、新しい価値を提供する必要があるという。

これらの背景を踏まえて、ミラーレスシステムにふさわしいコンパクトさと高性能を両立し、あえて撮影機材を購入する動機となる「モノ」としての魅力を訴求。自己表現の味方となる新機軸の高付加価値製品群として、Iシリーズを提案するとしている。

主な特徴として、業務用シネレンズを彷彿とさせるデザインや、長期間の過酷な使用にも耐えるというアルミ切削加工を多用した総金属製の筐体をアピール。同梱のメタルフードは1本ずつ溝を削り出すため、高コストになったというローレット加工を施した他、しっとりとした高品位な操作性を備えたマニュアルフォーカスリングと、1/3ずつしっかり止まる絞りリングを搭載。製品にはデザインをレンズと統一したマグネットフードを同梱する。

SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary

同シリーズで最も広角なレンズとして、「24mm F3.5 DG DN | Contemporary」が登場する。Lマウント、ソニーEマウントともに2021年1月22日から発売予定で、価格はいずれも67,000円(税別)。

  • 「24mm F3.5 DG DN | Contemporary」

中心から画面周辺部まで高い解像力を実現したという広角レンズで、最短撮影距離約10cm、最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影も楽しめる点が特徴。45mm F2.8 DG DN | Contemporaryとあわせて使うことを想定し、フィルターサイズを55mm径に統一している。ステッピングモーターによる高速AFに対応する他、DMF(ダイレクトマニュアルフォーカス)もサポートする。

  • 未塗装の無垢イメージ(販売しない)

レンズ構成はSLDガラス1枚、非球面レンズ3枚を含む8群10枚で、絞りはF3.5~F22、絞り羽根は7枚(円形絞り)、最短撮影距離は10.8cm、最大撮影倍率は1:2。フィルターサイズは55mmで、本体サイズは64mm×48.8mm(最大径×長さ)、重さは225g。

35mm F2 DG DN | Contemporary

35mm F2 DG DN | Contemporaryは、高い光学性能を手軽に持ち歩けるコンパクトサイズで実現したという製品。カバーリングの他、フォーカスモードを切り替える円弧型スイッチを搭載する。Lマウント、ソニーEマウントともに2020年12月18日発売予定で、価格はいずれも78,000円(税別)。

  • 「35mm F2 DG DN | Contemporary」

開放F2.0と明るく、非球面レンズを3枚使用して球面収差と像面歪曲を抑制。サジタルコマフレアを良好に補正したことで、星景撮影にも使えるという。ステッピングモーターを備え、高速なAF動作をサポートする。

レンズ構成はSLDガラス1枚、非球面レンズ3枚を含む9群10枚で、絞りはF2.0~F22、絞り羽根は9枚(円形絞り)、最短撮影距離は27cm、最大撮影倍率は1:5.7。フィルターサイズは58mmで、本体サイズは70×65.4mm(最大径×長さ)、重さは325g。

65mm F2 DG DN | Contemporary

65mm F2 DG DN | Contemporaryは、古くから写真愛好家から定評があり、映画撮影用レンズとしても採用されるという画角で設計した製品。標準レンズよりも若干パースペクティブが抑えられ、さまざまな画作りにアプローチできるとしている。Lマウント、ソニーEマウントともに2020年12月18日発売予定で、価格はいずれも89,000円(税別)。

  • 「65mm F2 DG DN | Contemporary」

中望遠で目立ちやすく、カメラ側で補正が効かない軸上色収差をSLDガラスの採用で補正し、キレのある描写を実現。フレアやゴースト対策を徹底的に行なったことで、高い逆光性能を備えるほか、ステッピングモーターを搭載して高速なAF動作を行える。

  • 未塗装の無垢イメージ(販売しない)

レンズ構成はSLDガラス1枚、非球面レンズ2枚を含む9群12枚で、絞りはF2.0~F22、絞り羽根は9枚(円形絞り)、最短撮影距離は55cm、最大撮影倍率は1:6.8。フィルターサイズは62mmで、本体サイズは72×74.7mm(最大径×長さ)、重さは405g。