Dynabookが11月10日に開催したプライベートイベント「dynabook Day 2020」では、個人向けとなる2020年秋冬モデルの新作ノートPCに加えて、さまざまな法人向けソリューションが展示されました。ダイジェストで振り返っていきます。

  • dynabook Day 2020を振り返ります

dynabook Vシリーズ

dynabook Vは、13.3型のコンバーチブル2in1 PCです。dynabook V8は220,000円前後、dynabook V6は190,000円前後、ともに11月下旬から順次発売となっています。詳しくは別記事『Dynabookの新PC、13.3型コンバーチブル「dynabook V」の多芸ぶり - ストVもサクサク動く』、『Dynabook、5in1を提案する13.3型と15.6型の画面回転コンバーチブルPC』をご一読ください。

  • フラッグシップ機、13.3型プレミアムPenノートPC「dynabook V」シリーズは、

  • キーサイズが従来モデルから約20%大きくなり、文字入力のしやすさが向上。画面サイズも同様に、従来モデルの12.5型から13.3型へと大型化しながら、フットプリントはコンパクトに。上部には約800万画素カメラを搭載。バックライトは赤!

  • dynabook V解体ショーでは、内部の熱を冷ます2本のヒートパイプと2つの冷却ファンを確認。バッテリーも大きいですね。なお、Vシリーズのバッテリー駆動時間は最大約24時間です

  • PCゲームも楽しめるパフォーマンス。カプコンの『ストリートファイターV』もサクサク動きました

  • ワコム製アクティブ静電ペンは4,096レベルで筆圧を感知。ノートアプリ「TyuNote」では、手書き文字をOCRでテキスト化したり、手書きの線を罫線としてOfficeアプリに貼り付けたりといった操作が可能です

  • アメリカ国防総省が制定する「MIL規格」に準拠。ブースでは20kgの重りが乗っていました。理論値では200kgくらいまで耐えられるとか(推奨しているわけではありません)

  • Harman Kardonと共同開発のL字状のスピーカーを左右に搭載(dynabook V8)。そして立体音響技術Dolby Atmosにより、奥行きのある迫力のサウンドを体感できます

dynabook Gシリーズ

dynabook Gは、13.3型クラムシェルスタイルのプレミアムノートPC。約888kgと軽量ながら、最大約24時間のバッテリー駆動を実現しています。スペックや概要は別記事『Dynabook、24時間駆動やIGZO液晶の13.3型プレミアムモバイルノートPC』にて。上位のdynabook G8が190,000円前後、下位のdynabook G6が170,000円前後です。

  • 13.3型のプレミアムモバイルノートPC「dynabook G」シリーズ。薄くて(17.9mm)軽い(約888g)のが特長。バッテリー駆動時間は約24時間。MIL規格にも準拠

  • キーボードの主要キーは、従来機の15.3×13.1mmから16×15mmにサイズアップしており、文字が打ちやすくなりました。オニキスブルー、パールホワイトの2色展開

  • ディスプレイは180度オープンできます。ディスプレイ表示は「ctrl+alt+PgDn」で180度回転できる仕様。机の向こう側の相手に画面を見せるときに便利ですね

  • 顔認証機能でサインインできるdynabook Gシリーズ。Webカメラを使わないときは物理的なシャッターを閉めておけばよく、カメラ隠しの付箋はもういりません

  • インタフェースとして、USB 3.1、Thunderbolt 4(USB4 Type-C、USB PD)、microSDスロット、HDMI端子、3.5mmイヤホンジャックのほか、有線LANポートも搭載

dynabook Fシリーズ

  • 15.6型の5in1プレミアムPenノートPC「dynabook F」シリーズ。カラバリは質感の高いプレミアムシルバーを用意。家族団らんのリビングにも自然に溶け込みそうです

  • 側面の様子。HDMI端子、有線LANポートなど必要な端子もひと通りそろっています

  • キーボードの上部にもスピーカーを搭載しており、2way 4speakerという仕様。Dolby Atmosで臨場感ある音響を実現します

dynabook Sシリーズ

  • 13.3型のスタンダードモバイルノートPC「dynabook S」シリーズ

  • 印字が読みやすいキーボード。指紋認証センサーも搭載しています。側面にはUSB 3.1、USB 3.1 Type-C、HDMI端子、3.5mmイヤホンジャック、有線LANポート

  • Webカメラは約92万画素

法人向けソリューション

このほか、さまざまな法人向けソリューションも展示されていました。

  • TruNoteアプリを教育分野に活用した「dynaSchool TruNote Classroom」、ペンと指のタッチ操作で児童や生徒が直感的に操作できる「dynaSchool デジタルノート@クリエイターズ3」など

  • Windows 10搭載の「dynaEdge DE100」×メガネ型のインテリジェントビューア「AR100」を活用した遠隔作業支援

  • 在庫管理を想定したピッキング支援システムのデモ。棚に貼り付けられたカラーバーをAR100が認識して、正しい棚(正しい商品)の場所を作業者に知らせます

  • スマホでもコピー機でも利用できる出退勤管理の「dynaCloud勤怠」のデモ。位置情報と紐付いており、不正を防ぐ仕様。残業が月45時間に近づくとアラートが出るのもユニーク

  • 通信機能付ドライブレコーダー×自動車保険のカーテレマティクス ソリューション。今後は、AIを活用した事故リスク予測へと進化するとのこと

  • ゼロタッチプロビジョニングによるモダンIT管理では、工場から届いたPCをネット接続するだけで業務アプリのインストール、アカウント設定、セキュリティ設定を自動実行