NTTドコモから11月12日発売となる「Xperia 5 II SO-52A」。Xperia伝統カラー「パープル」がドコモだけの特別カラーとしてラインナップされています。
パープルといえば2013年のXperia Z以来のシリーズ伝統のカラー。ガラスの板をモチーフとした「オムニバランスデザイン」とともに登場したこの色はシリーズを象徴できるカラーとなり、それ以降のモデルでもテイストを変えて採用され続けています。今のXperiaは何々デザインという名前はなく“21:9の板”ですが、それでもパープルは人気色となっています。
ドコモ2020-21年冬春モデルとして登場したXperia 5 IIのパープルは、ドコモオンラインショップ限定で販売されるカラーで、店頭には並ばない色となっています(ちなみに店頭向けはブルー、グレー、ブラック、ピンクの4色)。色味としてはXperia 1のパープルに近いテイストで、Xperiaのパープルといえばこれだよね、というファンにうれしい定番カラー。
3月に登場した上位モデルのXperia 1 II、そして今回のXperia 5 II世代のカラバリはニュアンスカラー、すなわち味のあるくすんだ色合いで統一されています。その中に今回の「パープル」を並べると、くっきりと浮きたつようにも見えます。
Xperia 5 IIのパープルは、今回ドコモのために特別にラインナップされた格好です。Xperiaは海外でも販売されていますが、このパープルに関しては世界でもドコモだけのカラーです(現時点では、ですが)。
価格は他のカラーと変わらず税込99,000円。この限定カラーを購入すると、販売価格の1%が日本赤十字社へ寄付されます。
もう1つの「ドコモだけ」。5Gのキャリアアグリゲーション
Xperia 5 IIはもう1つの「ドコモだけ」があります。ドコモは5G周波数帯同士のキャリアアグリゲーションに現状、国内で唯一対応するキャリアとなり、ドコモ版Xperia 5 IIはそれに対応する数少ないモデルの1つです。
5Gで割り当てられた新周波数帯には、“ミッドバンド”とも呼ばれるSub-6周波数帯と、ミリ波と呼ばれるより高い周波数帯の2種類があります。ドコモはSub-6の新周波数帯で国内キャリアで唯一、2単位の割り当てを受けています。
ドコモが獲得した5G用の周波数帯 |
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【サブ6】3.7GHz帯 3600MHz~3700MHz(100MHz幅) 【サブ6】4.5GHz帯 4500MHz~4600MHz(100MHz幅) 【ミリ波】28GHz帯 27.4GHz~27.8GHz(400MHz幅) |
すなわち、ミリ波を使えなくても、Sub-6の周波数帯の2つの周波数帯(3.7GHz帯と4.5GHz帯)を同時に使うことで、高速な通信が可能ということ。Xperia 5 IIではミリ波を使えませんが、Sub-6帯の2つの帯域の組み合わせで、理論値4.2Gbpsという国内最速のダウンロード速度に対応。注目度の高いXperia 5 IIの、カラーに続くもう1つのポイントといえるでしょう。
Xperia 5 II SO-52Aの主な仕様
- OS: Android 10
- CPU: Qualcomm Snapdragon 865
- 内蔵メモリ: 8GB
- ストレージ: 128GB
- サイズ: W68×D8.0×H158mm
- 重量: 約163g
- ディスプレイ: 約6.1インチ 有機EL(2,520×1,080ドット)
- メインカメラ: 約1,220万画素(標準)+約1,220万画素(望遠)+約1,220万画素(超広角)
- インカメラ: 約800万画素
- バッテリー容量: 4,000mAh
- モバイル通信:5G(sub6)/4G LTE
- 通信速度(4G): 受信最大1.7Gbps/送信最大131.3Mbps
- 通信速度(5G): 受信最大4.2Gbps/送信最大218Mbps ※発売時点では受信時最大3.4Gbps/送信時最大182Mbps。受信速度は2020年12月、送信速度は2020年度冬以降のアップデートで向上
- 防水/防塵: ○/○
- 生体認証: ○(指紋認証)
- ワンセグ/フルセグ: ―/―
- おサイフケータイ: ○
- 接続端子: USB Type-C、3.5mmオーディオジャック
- カラーバリエーション: ブルー、グレー、ブラック、ピンク、パープル(直販限定)
- 直販価格(税込): 99,000円(一括) / 66,000円(スマホおかえしプログラム適用時)