10月30日MicronのCrucialブランドから新たな外付けSSD「Crucial X6 Portable SSD」(以下Crucial X6)がリリースされた。同日発売もスタートしており、容量は1TB(CT1000X6SSD9)と2TB(CT2000X6SSD9)のモデルをラインナップしている。

  • 「Crucial X6 Portable SSD」。実売価格は1TBで20,000円前後、2TBで37,000円前後

    「Crucial X6 Portable SSD」。実売価格は1TBで20,000円前後、2TBで37,000円前後

Crucial X6の魅力は幅69mm、奥行き64mm、高さ11mmと非常にコンパクトかつ、重量が42g未満と軽いこと。手に持つと、ホントに大容量データを書き込めるのかと違和感を感じるほど小さくて軽い。フリスクのようなタブレットやラムネ菓子のケースのようだ。

  • 軽くつまめるほど小さい

  • 重量は筆者の実測で41g

それで読み出し速度は最大540MB/秒とSerial ATA接続のSSDと同等であり、落下耐性最高2mとボディも頑丈だ。インタフェースはUSB 3.1 Gen2(10Gbps)のType-C。付属のケーブルは両端ともType-C形状。Type-A形状のポートに取り付けたい場合は、別途Type-C←→Type-Aのケーブルまたは、Type-C→Type-Aへの変換アダプタを用意する必要がある点は注意したい。なお、WindowsやMac OSのほか、Android、iPad Pro、PS4、Xbox Oneにも対応している。保証は3年間だ。

  • 付属のケーブルは両端がType-C形状だ

なお、同社からは同じく外付けSSDの「Crucial X8 Portable SSD」(500GB/1TB/2TBモデルを用意)が発売されているが、サイズが一回り大きい変わりに、読み出し速度は1,050MB/秒と高速だ。速度重視ならCrucial X8、小ささ重視ならCrucial X6を選ぶのがよいだろう。

  • Crucial X8との大きさ比較

ここからは実際の速度をチェックしてみよう。テストにはCrystalDiskMark 7.0.0hを利用する。テスト環境は以下の通りだ。

■テスト環境
CPU Intel Core i7-10700K(8コア16スレッド)
マザーボード MSI MPG Z490 GAMING CARBON WIFI(Intel Z490)
メモリ Micron Crucial Ballistix RGB BL2K8G36C16U4BL(DDR4-3600 8GB×2、※DDR4-2933で動作)
グラフィックスカード CPU内蔵グラフィックス(Intel UHD Graphics 630)
システムSSD Corsair Force Series MP600 CSSD-F2000GBMP600(M.2/PCI Express 4.0 x4、2TB、※PCI Express 3.0 x4で動作)
OS Windows 10 Pro 64bit版
  • 標準のファイルシステムはexFATだった

  • マザーボードのUSB 3.2 Gen2x2ポートに取り付けて測定

  • CrystalDiskMark 7.0.0hの結果。データサイズは1GiB

実測のシーケンシャルリードは568.07MB/秒、シーケンシャルライトは385.67MB/sと十分高速だ。高速なUSBメモリでの100MB/秒台のものが多いだけに、この小ささでこの速度はかなり優秀と言える。手軽に大容量データをコピーし、持ち運びできる手段を求めているなら、有力な選択肢になってくれるはずだ。

続いてPS4の拡張ストレージとして接続した場合のゲームの起動とロード時間が標準のHDDとどう変わるのかチェックしてみよう。仕様したのは薄型PS4(CUH-2100)で、ゲームは「モンスターハンターワールド:アイスボーン」を用意した。起動とロードをストップウォッチで3回測定したときの平均を掲載している。

  • 薄型PS4の外付けSSDとして使ってみる

  • PS4の拡張ストレージとして接続し、起動とロード時間を測定した

  • 「モンスターハンターワールド:アイスボーン」の起動とロード時間

拡張ストレージとしての利用は効果絶大で、起動時間で約17秒の短縮、ロード時間では70秒も短縮している。PS4のUSBポートを一つ使ってしまうが、小さいので場所も取らず、ゲームの起動とロードの高速化を手軽にできるのは非常に便利だ。

小型、軽量、実用性十分の速度と外付けSSDとして非常に魅力的。SSDでおなじみのCrucialブランドという安心感もある。価格こそ若干高めだが、外付けSSDの導入を考えているならぜひともチェックしてほしい。