iPhoneは接続したイヤフォンの名前を記録している...すべてではありませんが、本当です。完全な履歴として振り返る機能は装備されていないため、利用した順序は確認できないものの、メーカー名と型番程度の情報を調べることができます。

イヤフォンの情報は、iOS 13のとき追加されたヘッドフォン音量測定機能を有効にしているとき蓄積されます。『設定』→「プライバシー」→「ヘルスケア」→「ヘッドフォン音量」の順に画面を開き、EarPods/AirPodsを利用している場合は「測定レベル」スイッチを、その他のイヤフォンを利用している場合は「その他のヘッドフォンを含む」スイッチをくわえてONにしましょう。

これで準備は完了、以降再生された音楽の音量とともに接続したイヤフォンのメーカー名と型番が記録されます。いろいろなイヤフォンに交換したあと、もう一度『設定』→「プライバシー」→「ヘルスケア」→「ヘッドフォン音量」画面を確認してみましょう。

ただし、記録されるのはiPhoneにデバイス名(メーカー名と型番)が表示されるイヤフォンに限られます。3.5mmステレオミニジャックに接続する有線イヤフォンや、Lightningポートに接続するイヤフォン(Lightningイヤフォン)の場合、iPhoneにデバイス名が伝えられないため記録も残りません。実質的にはBluetoothイヤフォンのみが対象と考えていいでしょう。

接続しているイヤフォンのデバイス名を確認するには、コントロールセンター右上のオーディオコントローラを長押しし、現れた画面の右上にある▲に◯が重ねられたボタンをタップしましょう。そこに表示されているデバイス名が、記録されるイヤフォンの名称です。

  • ヘッドフォン音量測定機能を有効にしていると、接続したBluetoothイヤフォンの名称が記録されます