カメラの仕様は?

そのカメラですが、メインカメラは有効画素数が1,200万画素センサーでスーパースピードデュアルピクセルAFに対応。ピクセルサイズは1.8μm、レンズのF値はF1.8、画角は83度で焦点距離は24mm(以下、35mm判換算時)、光学式手ブレ補正も内蔵します。

超広角カメラは1,200万画素、ピクセルサイズは1.12μm、F値はF2.2、画角は123度、焦点距離は13mm。

望遠カメラは位相差AFセンサーを搭載した1,200万画素センサー、ピクセルサイズは1.0μm、F値はF2.4、画角は45度、焦点距離は52mmです。光学式手ブレ補正をも搭載します。

ズームレンジは超広角が0.5倍、望遠が2倍で、10倍までのデジタルズームにも対応します。

  • カメラはトリプルカメラ。高倍率の望遠カメラを搭載しているわけではありませんが、カメラの出っ張りは大きめ

前モデルと比べると、メインカメラはより広角に、デュアルアパチャーの物理絞りはなくなり、ピクセルサイズが大型化。超広角カメラは画素数が減ったもののピクセルサイズが大型化。望遠カメラはスペック上は同等のようです。

折りたたんだときのインカメラ(カバーカメラ)は1,000万画素センサーでピクセルサイズは1.22μm、F値はF2.2 、画角は80度となっています。タブレットモードでのインカメラのスペックも同等です。前モデルと比べて、タブレット時のインカメラはパンチホール型になったため、深度カメラはなくなりました。

  • カバースクリーン側のカメラ

  • メインスクリーン側のカメラも同等のスペック。どちらもパンチホール型です

デュアルプレビュー機能は、本体を開いた状態でカメラを被写体に向け、撮影者がメインスクリーンをビューファインダーとして使いつつ、被写体側のカバースクリーンで同時にカメラの映像を表示する機能です。被写体側が、撮られる自分を確認しながら撮影できます。

  • 撮影者はメインスクリーンで確認、被写体はカバースクリーンで撮影中の映像を確認

  • これを利用すれば、メインカメラで自撮りも。ハンドジェスチャーでセルフタイマーが起動する機能もあります

デュアルプレビュー機能はセルフィー撮影でも威力を発揮。メインカメラを自分に向けつつ、カバースクリーンをビューファインダーとして使えるため、高画質なメインカメラで確認しながらセルフィー撮影できるわけです。

動画ではオートフレーミングを搭載し、最大2人まで人物の顔と体を検出します。機械学習を活用して、人の動きに応じてカメラが自動的にデジタルズームで人物を拡大したり、ズーミングを利用して疑似的にパンをしてくれたり、人物を中心とした動画を撮影したりできます。ちなみに3人目の人物を検出すると、広角端に固定されるようです。

  • 最初の構図に対して、人物を検出してズーミング

  • 2人目を検出すると、ズームアウトして構図を調整。このオートフレーミングは、超広角カメラとフロントカメラが対応します。1.5~2.5mの距離で動作するそうです

  • 動画モードでオートフレーミングボタンを押すと動作

カメラはセンサーサイズが1.65倍になるなどした結果、夜景に強くなり、ナイトモードの画質が向上しました。フレックスモードで本体を固定して撮影できるため、より高画質な夜景撮影が可能としています。最近のGalaxyシリーズに搭載されているシングルテイク機能も備えています。

  • 手軽にきれいに夜景が撮影できるとしています

  • フレックスモードのおかげで、長時間露光の夜景モードも手軽に撮影

Galaxy Note20シリーズとカラーリングやテクスチャーを合わせており、カラーはMystic BronzeとMystic Blackの2色。さらに一部の国では、オンラインでヒンジ部のカラーをカスタマイズできるようになっており、Metallic Gold、Metallic Blue、Metallic Red、Metallic Silverの4色が用意されています。

  • カラーは2色。デザインを含めてGalaxy Note20シリーズと共通しています

  • ヒンジ部のカラーを変更するカスタマイズも一部地域で提供

なお今回も、アパレルメーカーのトム ブラウンとコラボレーションした「Galaxy Z Fold2 Thom Browne Edition」が用意されます。

  • Galaxy Z Fold2やGalaxy Watch 3などが同梱されたスペシャルエディションのThom Browne Edition

  • おなじみのThom Browneデザイン