最適な換気タイミングを通知するエアコン「霧ヶ峰」FZ・Zシリーズ

三菱電機は、ルームエアコン「霧ヶ峰」の新商品として、「FZシリーズ」と「Zシリーズ」計18機種を発表した。

「FZシリーズ」は左右独立駆動プロペラファン方式で、本体色はピュアホワイト1色、発売日は10月30日。価格はオープン、推定市場価格（税別）は318,000円前後から。「Zシリーズ」はクロスフローファン方式で、本体色はピュアホワイトとブラウンの2色展開、発売時期は12月上旬。価格はオープン、推定市場価格（税別）は248,000円前後から。

• 「霧ヶ峰」FZシリーズ

• 「霧ヶ峰」Zシリーズ

FZシリーズ・Zシリーズは、新型コロナウイルスの影響で「新しい生活様式」の実践が求められる中、室内で過ごす時間が増えて室内空気の清潔性・快適性がより注目されていることを背景に、清潔性と快適性、省エネ性の向上を目指した機能追加および強化を行った。

空調ロスを少なく換気するタイミングをAIが判断

定期的な換気が推奨される中、ユーザー自身で判断することが難しい「空調の無駄が少ない換気タイミング」をAIが判断して知らせる新機能「換気ガイド」を搭載。例えば冷房時は外気温の上昇に伴って空調負荷が高くなるため、冷房を強める前に換気をするなど、空調の無駄を抑制する最適なタイミングを本体ランプで通知。リモコンのA.I.ナビボタンを押すことで、換気に適切なタイミングを確認できる。

今回、ファンや通風路に採用している独自の清潔技術「ハイブリッドナノコーティング」、およびフラップに採用している「デュアルバリアマテリアル」にカビの繁殖を防ぐ効果が認められ、抗菌製品技術協議会が制定した「防カビSIAAマーク」を取得した。エアフィルターに関しても、ウイルスを抑制する「清潔Vフィルター」を新たに備えることで、室内機のファン・通風路など風の通り道全体で清潔性を維持する。

また、エアコンの中で空気中から回収した水分に高電圧をかけて帯電させた微粒子「ピュアミスト」が、室内の空気に含まれる雑菌・ウイルス・カビ菌・花粉の活動を抑制。空気清浄と脱臭につながり、より清潔な室内の空気環境維持に貢献するとしている。

室内の温度変化を先読みして自動調節

独自のAI技術と高性能赤外線センサーを搭載した「ムーブアイ mirA.I.+」を両シリーズに採用。「ムーブアイ mirA.I.+」では、住宅性能や外気温の影響を学習・分析して、室内の温度と湿度の変化を先読みする。運転が不要になると判断した場合には、ファンを停止し、センサーなどの必要な動作以外を止めた状態で、運転を自動でストップ（スタンバイ）。運転が必要と判断した場合は、自動でオンにする。

「ムーブアイ mirA.I.+」は、リモコンの「おまかせ A.I.自動」を1回押すだけで有効化。加えて、従来モデルも備えていた室内の温度変化を先読みした運転調整、1人ひとりの体感温度に合わせた気流の吹き分け、室内環境に合わせた気流の自動調整なども、「おまかせ A.I.自動」によって機能する。

スマートフォン向け専用アプリ「霧ヶ峰 REMOTE」を用いて、室内温度の高低を熱画像で確認できる「サーモでみまもり」機能を強化。表示された熱画像を確認しながら気流を届けたい場所をタッチし、エアコンの気流の方向を調整できる「タッチ気流」機能を搭載した。エアコンの気流を換気扇や窓に向けることで、効率的な換気をアシストする機能としても活用できるという。

FZシリーズラインアップ

Fシリーズラインアップ

※Fシリーズ形名末尾は「-W」が本体色がピュアホワイト、「-T」がブラウン。