比較的早い時期からスマートウォッチを手がけてきたヴェルトから、サステナビリティをテーマにした新作が登場。VELDT LUXTURE(ヴェルト ラクスチュア)シリーズに、ラグジュアリーラインとなる「モデルIG」が加わった。

モデルIGがイメージしたのは、気候変動の影響を受ける「氷山(iceberg)」。氷山の神秘的なブルーとシルバー、夕暮れの透き通るオレンジとブラック、氷と陸地の景観を表現するローズ・ブラウンという3モデルをラインナップする。ヴェルトのWebサイトで販売しており、税別価格は88,000円。なお、ヴェルトは2019年にシチズン時計との提携を結んでおり、今回のモデルIGはシチズンが製造している。

  • VELDT LUXTURE モデルIG

  • ブラック&オレンジ
    LXC1BOS-MSS1

  • シルバー&ブルー
    LXC1SBS-MSS1

  • ローズ・ブラウン
    LXC1RBS-MSS1

一見すると3針のアナログ時計だが、文字板の下に埋め込まれたLEDによって、多彩な光のパターンで各種の情報を美しく表現。スマートフォンとはBluetooth Low Energyでつながり、電話やメールの着信、SNSやアプリの通知、メッセージ、カレンダー通知といった情報を伝える。対応OSは、iOS 10以降、Android 6以降だ。任意の時間帯に不要な通知をシャットアウトする「デジタル・タイムアウト」機能もある。

また、地球温暖化や自然環境に関するデータを配信する機能を搭載。UVセンサーによる紫外線アラート、天候、月齢、波情報などに加えて、地球の平均気温(パリ協定参加国の主要都市平均)を10年前と比較して表示する機能や、CO2レベル(ハワイの固定地点)、大気汚染(登録地点選択可)に関する機能が特徴的だ。こうした情報は、今後も随時追加する予定としている。

  • 使用イメージ

スマートウォッチとしては、シチズンのサービス・プラットフォーム「Riiiver(リィイバー)」に対応。「トリガー」「サービス」「アクション」という3つのピース(ソフトウェア部品)をアプリ上で組み合わせてさまざまな機能を実現し、時計側にダウンロードして利用できる。この機能は「iiidea(アィイデア)」と呼ばれ、Riiiver対応ウォッチの専用アプリのようなもの。Riiiverはオープンプラットフォームなので、誰でもiiideaを制作、公開することが可能だ。

ケースとバンドの素材はステンレススチール、ケースサイズは外径38mm×厚さ12.4mm、風防はサファイアガラス、裏ぶたにはカラーガラスをあしらっている。防水性能は5気圧。アナログ時計のムーブメントはクォーツで、ボタン電池による駆動期間は約2年。スマートウォッチ部分は充電が必要となり、専用のワイヤレス充電器が付属する。