ニュータニックス・ジャパンは8月18日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)と「Nexcenter Lab」を通じたオープンイノベーションと、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を強化したことを発表した。具体的には、NTT Comが国内で提供するNexcenter Labにおいて、同日から「Nutanix Enterprise Cloud OS」が利用できるようになる。

Nexcenter Labは、デジタルデータの利活用をインフラ面から支えるデータセンターサービス「Nexcenter」において、ユーザーがNTT Comや30以上のICTパートナー事業者の最新サービス・次世代技術を活用し、DXを推進するための新たな事業やサービスを開発・検証するPoC(Proof of Concept:概念実証)環境の提供と、参加企業によるオープンイノベーションを創出するプログラム。

今回の施策により、Nutanixはプライベートとハイブリッドを含む、最適なクラウド環境・戦略をニーズに合わせて提唱するほか、今後は実践的なユースケースを作成するなどNexcenter LabとHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)の価値訴求と普及活動を共同で展開していくとともに、同社が今後提供する新機能の実証環境を提供していく予定。

さらに、同社のデモンストレーション環境はNexcenter Labで提供されるさまざまなサーバとISV(Independent Software Vendor)製品を組み合わせて検証できることに加え、NTT Comが提供する次世代インターコネクトサービスである「Flexible InterConnect」と連携することで、マルチクラウド環境へ閉域網でアクセスが可能となり、複合的なプラットフォームを一元的に実証できるという。

なお、Nexcenter Labにおいて利用できるNutanixのサービスは、働き方改革や在宅勤務に向けた仮想デスクトップ (Citrix Virtual Apps and Desktops、Citrix SD-WAN)、IT人材不足に対応する業務プロセスの効率化可能なプライベートクラウド、IT資産の所有と利用の使い分けを推進可能なハイブリッドクラウドとなる。