楽天モバイルの事務手数料還元キャンぺーンによるポイント付与が、予定日までになされていない可能性があることが、9日にわかった。楽天モバイルでは現在、状況や原因を調査中という。

  • マイナビニュース編集部からも何名かが楽天モバイルに新規で申し込み、利用を開始しているが、「Rakuten Link登録の翌々月下旬ごろ」という予定通りにポイント付与された人(2020年4月新規申し込み・Rakuten Link登録→6月末付与)、と、ポイント付与されていない人(2020年3月新規申し込み、4月Rakuten Link登録→未付与)がいる

楽天モバイルは2020年4月8日に、自社回線を使った正式なモバイル通信事業を開始。その料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」が発表された2020年3月3日から、楽天モバイルに新規で申し込んだ場合、事務手数料として必要な3,300円相当分を楽天ポイントとして還元するキャンペーンを展開していた。キャンペーン期間は、開始当初は「未定」だったが、その後2020年7月1日8時59分で終了することが案内されている。

キャンペーンが適用されるには、「Rakuten UN-LIMIT」への新規申し込み、製品・SIMカードの受け取り、開通の翌月末までの「Rakuten Link」利用登録といった条件がある(無料サポータープログラムからの乗り換えや、ユーザーの手続き不備、楽天から退会した場合など、適用対象外となるケースもある)。また、「Rakuten Mini本体代が1円キャンペーン」を利用して申し込んだ場合、Rakuten Mini本体の送付が遅れているため、申し込み期限を2020年9月30日23時59分まで延長するほか、ポイント付与は10月下旬にずれこむ。この辺りの例外を除けば、ポイントの付与は、Rakuten Linkの利用登録が確認された月の「翌々月下旬ごろ」とされていた。

楽天モバイルによると、現在サポートセンターに、“ポイント付与の条件を満たしているがポイントが付与されていない”といった内容の問合わせが複数発生しているという(編集部でも該当者あり)。

同社に確認したところ、ユーザー側の不備かシステム側の問題かはわからないが、現在複数の問い合わせがあることを踏まえ、システム側で“ポイント付与漏れ”がないかを確認しているという。ポイント付与が遅れている人の規模や、原因、いつ頃ポイントが付与されるのかなどの詳細については確認中。楽天モバイルの広報は「現在社内で鋭意調査、対応策を検討しています。実際に不備が判明した場合は、何らかの形で対象者に連絡する予定です。ユーザーにご心配をおかけし申し訳ありません」とコメントした。