Acerは6月23日、オンライン発表会「Next@Acer 2020」を開催し、14型液晶搭載で1kgを切る軽さを実現したモバイルノートPC「Swift 5」の2020年モデルを発表した。

  • 14型モバイルノートPC「Swift 5」(2020年モデル)

従来モデルでは、1kg以下の軽さと14.9mmの超薄ボディが大きな特徴となっていたが、2020年モデルはボディをさらにシェイプアップ。軽さや薄さはそのままに、一層の小型化を実現している。

本体サイズはW318.9×D206.98×H14.95mmとなっており、従来モデルと比べて幅が約10mm、奥行きが約1mm短くなった。これは、ディスプレイのベゼル部分をより狭めたためで、携帯性も高まっている。重さは、現時点では1kg以下と公表されているが、おそらく従来モデルと同程度で登場するものと思われる。

  • Next@Acer 2020から1コマ

ボディ素材は従来同様にマグネシウムリチウム合金とマグネシウムアルミニウム合金を採用。合わせてディスプレイはタッチ対応となっているが、表面ガラスにCorning製強化ガラスのGorilla Glassを採用することで、軽さと薄さを実現しつつ十分な堅牢性を確保している。

さらに、ボディおよびディスプレイ表面は抗菌仕様。消費者向け薄型軽量ノートPCとして、フル抗菌仕様の採用はこれが初としている。

  • ディスプレイ表面とボディは抗菌仕様となっている。Acerによると消費者向け薄型軽量ノートPCとしてフル抗菌仕様の採用はこれが初とのことだ

ディスプレイは14型のIPSタッチ液晶で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。輝度は300nitsと十分に明るく、NTSCカバー率72%の発色性能も備えている。上述のようにディスプレイ周囲のベゼル幅が極限まで狭められ、ディスプレイ占有率は90%に達している。

もちろんスペック面も強化。CPUには最新の第10世代Intel Coreプロセッサを採用し、ディスクリートGPUとしてGeForce MX350を搭載する。メモリはLPDDR4Xを最大16GB、内蔵ストレージは最大1TBのPCIe SSDだ。無線機能は、IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)準拠の無線LANとBluetooth 5.0となる。

バッテリー容量は40Whまたは56Wh。40Whのバッテリー搭載時は本体の重さ1kg未満となり、56Whバッテリー搭載時は1,050gとなる。駆動時間は現時点では明らかになっていない。発売時期および価格は未定で、日本での発売についても未定だ。

  • ■Swift 5 SF514-55の主な仕様
  • OS:Windows 10 Home 64bit
  • CPU:第10世代Coreプロセッサ
  • メモリ容量:LPDDR4X最大16GB
  • ストレージ:PCIe SSD 最大1TB
  • 光学ドライブ:なし
  • ビデオチップ:GeForce MX350
  • ディスプレイ:14型FHD IPS液晶(1,920×1,080ドット、マルチタッチ対応、300 nits、NTSC 72%)
  • ワイヤレス:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax(2×2)
  • Bluetooth:Bluetooth 5.0
  • オーディオ:DTS Audio
  • 本体サイズ:W318.9×D206.98×H14.95mm
  • バッテリー容量:40Whまたは56Wh
  • 本体重量:バッテリー40Wh時は1kg未満、バッテリー56Wh時は1,050g