毎日楽しく遊んでいるゲームアプリの情報サイトを眺めていたら、「32ビット版Android端末のサポート終了」というニュースが。来年の夏にはサポート終了、該当する端末では動かなくなるとのこと。自分のスマホ、32ビットだったらどうする? と心配になるのも無理はありません。

その「32ビット」とは、スマートフォンに搭載されているSoC/CPUが一度に扱えるデータサイズのことで、基本的には数値の大きいほうが有利(高速)です。ここ数年内に発売されたスマートフォンは、64ビットCPUを採用する機種がほとんどですから、32ビット版ということは数年以上使い続けているAndroid端末であることを意味します。

しかし、箱は捨ててしまい端末の型番もわからない場合には、CPUが32ビットなのかどうか調べるのはひと仕事です。「設定」アプリの隅々を眺めてみても、現在操作しているスマートフォンのCPUが32ビットなのか64ビットなのか情報はありません。

かんたんに調べる方法のひとつが、システム情報を表示するアプリです。「端末仕様確認ツール」は、NTTドコモが無償公開しているアプリですが、他キャリアの端末・SIMフリー端末でも支障なく動作するため、CPU情報を調べるには最適です。

アプリを起動して、「端末情報」にある「CPU」項目を展開し、「ネイティブコードの命令セット」欄を確認してみましょう。「arm64-v8a」と表示されれば64ビット、「armeabi-v7a」ならば32ビットです。アプリがメインで参照するライブラリ(部品化されたプログラムの集合)が64ビットCPU用なのか、32ビットCPU用なのかで判断するというわけです。

なお、64ビットのSoC/CPUを搭載した端末でも、ネイティブコードの第2命令セットに「armeabi-v7a」と表示されますが、それは32ビットアプリを実行するための補助的なもので、32ビットCPUが搭載されているという意味ではありません。

  • 自分のスマホが32ビットかどうか調べる方法は?

    自分のスマホは32ビット? 64ビット?