【比較検証3 - ルート案内】

ルートが決まったら、肝心のルート案内はどうなっているのかが気になります。画面案内、音声案内、それぞれアプリごとに機能を比較してみましょう。

◆画面案内

基本的に運転中にナビを注視することは事故につながるため違法です。しかし、道に迷ったときや、初めて行く場所で道順に不安がある場合は、停車してルートを目視する機会も多いと思います。そこで、それぞれのアプリの画面案内について比較してみました。

■Yahoo!カーナビ

  • 道路名称表示
     ルートの詳細には表示されますが、ナビ画面に道路名称は表示されません。
  • 交差点名称表示
     表示されます。
  • 交差点の右左折案内
     表示されます。
  • レーン案内
     表示されます。
  • 高速道路の分岐表示
     表示されます。実際の高速道路上にある表示板と似たようなデザインなので見やすくなっています。
  • 進路変更案内
     分岐ポイントまでの距離とおおよその所要時間が表示されます。

■Googleマップ

  • 道路名称表示
     ルートの詳細、ナビ画面の両方に道路名称が表示されます。
  • 交差点名称表示
     表示されます。
  • 交差点の右左折案内
     表示されます。
  • レーン案内
     表示されます。
  • 高速道路の分岐表示
     表示されます。
  • 進路変更案内
     分岐ポイントまでの距離とおおよその所要時間、さらに分岐する交差点名と、曲がったあとの道路の名称が表示されます。

順調に走行している場合はどちらのアプリも問題ないですが、道に迷ったときや、本当にこの道で正しいのか不安になった時などは、「Googleマップ」の現在走行している道路の名称表示は助かりそうです。

◆音声案内

音声案内は、画面を見ないでも運転ができるようにガイドしてくれる重要な機能です。案内のタイミングや、機能など音声案内の特徴をアプリごとにご紹介します。

■Yahoo!カーナビ

音声案内はとても丁寧で、分岐する場合、分岐の手前700m、300m、少し手前、直前と、4回に分けて音声が案内してくれます(案内の距離はその都度変わる可能性あり)。また、分岐する交差点の名前も教えてくれるので、曲がり損ねる可能性はかなり低くなりそうです。

そのほか、音声ガイドには以下のような特徴があります。

  • バックグラウンド音声案内
     スマホで他のアプリを起動しても、音声案内を継続できる機能。
  • 合流注意案内
     事前に合流地点が近づいていることを知らせてくれます。
  • スピード注意情報
     スピードを出しやすくなるような地点で「スピードに注意してください」というアナウンスをしてくれます。一説によると、オービスのある位置で注意されるのだとか。
  • 車載オーディオシステムで聴く
     予めBluetoothの設定をしておけば、端末ではなく車載のスピーカーでガイドを聞くことができます。

■Googleマップ

音声案内は実にシンプルです。分岐する場合、分岐の手前数百mと直前の2回のみ。交差点名の読み上げはありません。また、画面案内ではあったレーン案内も、音声では知らせてくれないので注意が必要です。

そのほか、音声ガイドには以下のような特徴があります。

  • 音楽再生コントロール
     ナビの使用中に、あらかじめ選択しておいたメディアプレーヤーを起動させるための設定。この設定をしておかないと、ナビ使用中にスマホで音楽を聴くことができません。
  • 車載オーディオシステムで音声案内を聞く
     予めBluetoothの設定をしておけば、スマホではなく車載スピーカーで音声案内を聞くことができます。
  • ミュートの設定
    以下のように欲しい音声案内を任意に選ぶことができます。
     ミュートオン:音声なし
     アラートのみオン:交通状況や道路工事、事故といった注意を要する情報のみ音声でお知らせ
     ミュートオフ:最新の交通情報と経路案内を音声でお知らせ