日本HPのゲーミングブランド「OMEN」には、デスクトップPC、ノートPC、ゲーミング液晶、ゲーミングマウスなどがそろっています。このうち、ミドルハイに位置する15.6型ノートPCが「OMEN 15」(OMEN by HP 15-dh0000シリーズ)です。第9世代Intel Coreプロセッサを搭載し、スペックによってベーシック、スタンダード、パフォーマンス、ハイパフォーマンスという4モデルをラインナップしています。今回、もっとも高性能なハイパフォーマンスモデルをお借りして、そのパワーを見ていきましょう。
ハイパフォーマンスモデルの基本スペックは、CPUがIntel Core i7-9750H(2.60GHz)、メモリが16GB(8GB×2)、ストレージが512GB SSD(PCIe NVMe M.2)+1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce RTX 2070 with Max-Q Designです。15.6型の液晶ディスプレイは解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)で、144Hzのリフレッシュレート、NVIDIA G-SYNCに対応しています。日本HPの直販サイト「HP Directplus」での価格は219,800円(税別、2019年12月3日時点)からと、スペックを考えるとコストパフォーマンスは優秀です。
本体サイズは約W360×D262×H20~27.5mmで、重さは2.48kg。モバイルマシンと呼ぶのは厳しいですが、15.6型は巨大というほどではないため、外出先やLANパーティーなどへハイパワーな環境を持ってのも十分現実的でしょう。
ブラックの外観にテンキーを備えた、きらめくキーボード
本体色はブラック基調で統一しています。天板はヘアライン加工とマット加工が組み合わさり、ロゴも含めてスタイリッシュなデザイン。
キーボードはテンキーを装備。メインキーの左右部分、左側は「全角/半角」「TAB」「Caps Lock」など、右側は「BACK SPACE」「ENTER」などが少し細くなっていますが、使っているうちに慣れます。それよりもテンキーの利便性が勝るはずです。
軽いクリック感があって、ストロークは深めの印象。メイン部分のキーピッチは実測で約18.5mmあり、十分に打ちやすいキーボードでした。
各種キーは、左側、中央部分、右側、そして「WASD」キーをそれぞれ好きなカラーで光らせられます。特に「WASD」キーは、目線を向けずに(画面を見たまま)視界の端で位置を確認できるようになるため、一瞬のスキも許されないFPSなどのゲームでありがたく感じます。
本体の左側面には、ヒンジ側から電源コネクタ、Gigabit Ethernet端子、HDMI 2.0出力端子、USB 3.1 Gen1×2基、Mini DisplayPort、USB Type-C 3.1 Gen2、ヘッドホン/マイクコンボ端子が並びます。USB Type-C 3.1 Gen2端子は、Thunderbolt 3と電源オフUSBチャージ機能対応です。
本体の右側面には、同じくヒンジ側からUSB 3.1 Gen1(電源オフUSBチャージ機能対応)、SDカードスロットを配置しています。
さらに、右側面、背面、底面には大きな吸排気口が設置されており、ヘビーなゲーミングプレイ時にも安定した冷却を行ってくれるででしょう。