スマートフォンのバッテリーがなくなってくると、空港やホテルに設置されているUSBポートにケーブルを差し込んで充電したい欲求にかられるかもしれない。しかし、その操作によって、スマートフォンからデータを盗まれたり、マルウェアをインストールされたりする危険性があるのだ。

こうした危険性について、Malwarebytesが11月21日(米国時間)、「Explained: juice jacking - Malwarebytes Labs|Malwarebytes Labs」において、対策を紹介した。

このような攻撃は「ジュースジャッキング(Juice Jacking)」と呼ばれている。見た目には通常の充電用USBポートと変わらない細工されたUSBポートにスマートフォンを接続すると、スマートフォンからデータが窃取されたり、マルウェアをインストールされたりしてしまう。こうした操作を行うためのアプリも多数存在しており注意が必要。

Malwarebytesは旅行などが増えるホリデーシーズンを前に、こうした攻撃の被害にあわないようにするため、公共の場所に設置されているUSBポートにスマートフォンを接続して充電しないようにすることを推奨している。また、バッテリーを充電する場合はACソケットを経由することや、持ち運び式のモバイルバッテリーを利用することなどを推奨している。