撮りためた写真が増えると、「写真」アプリの検索機能が力を発揮します。思い浮かぶ言葉を入力すればOK、iPhoneの写真保存領域(カメラロール)上にある写真を対象とした検索結果がたちどころに表示されます。

この検索機能には、Appleの人工知能(AI)や画像認識技術が利用されています。撮影された写真はカメラロールに保存される時点で自動的に識別/分類され、適切なキーワードが設定されます。キーワードを手動設定することはできませんが、撮影した年月日や場所のほか、AIの判定により「動物」や「食べもの」といった大まかなカテゴリ名、「猫」や「ハムスター」といったより詳細な分類名が自動設定されるため、ユーザが意識する必要はありません。

表示している写真のキーワードすべてをリストアップする機能は、「写真」アプリに用意されていないため、思い付いたキーワードで実際に検索してみることになります。たとえば、猫の写真を探したいときは「動物」、「猫」、「ねこ」、「ネコ」のいずれでもかまいません。「動物」で検索した場合は、犬や鳥など他の動物も一緒に表示されるだけのことです。

つまり、写真検索のキーワードは"頭に思い浮かんだもの"で構いません。認識精度100%とはいきませんが、動物でいえば犬や猫、鳥やハムスターはかなりの確率で見分けられますし、寿司やパスタ、いちごやオレンジといった料理/食材も認識できます。あの写真を探したいという場合は、被写体の呼び名を変えて何度か試しましょう。

強いていえば、検索のコツは「小分類で見つからないときは大分類を試す」ことでしょうか。「天丼」でヒット しなければ「天ぷら」を、「かぼす」で見つからなければ「かんきつ類」を、それでもダメなら「食べ物」で検索すればいいのです。試してみましょう。

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    小分類で見つからないときは大分類で検索してみましょう