説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『写真に埋め込まれた撮影地の住所を取り出せますか?』という質問に答えます。

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はい、取り出せます……が、ご質問の文言からすると若干誤解があるようですね。住所の調べかたを紹介する前に、撮影地の住所が表示されるしくみをかんたんに説明してみましょう。

iPhoneで撮影した写真に位置情報が記録されるのは、人工衛星の位置から撮影地点の緯度/経度を割り出すGPS機能によるものです。この緯度/経度が正確であればあるほど、撮影地点の位置、ひいては住所の正しさが担保されます。iPhoneの場合、携帯電話基地局やWi-Fiアクセスポイントと通信することにより(アシステッドGPS)、GPSとの通信から割り出した緯度/経度がより正確になり、人工衛星の位置を捕捉しにくい場所では比較的正確な緯度/経度を割り出せるようになります。

ここまで読めばわかるかもしれませんが、「緯度」と「経度」こそが撮影地の住所を割り出すために必要な情報です。iPhoneにかぎらず、撮影地の緯度/経度は写真に「EXIF(イグジフ)データ」の一部として書き込まれ(ジオコーディング)、それを読み取ることにより住所を割り出します(逆ジオコーディング)。

iPhoneでは、逆ジオコーディングの機能がシステムレベルでサポートされています。CoreLocationという開発フレームワークに含まれる逆ジオコーディング機能を利用し、緯度/経度をもとに住所を割り出すのです。写真に住所が直接書き込まれているわけではありません。

なお、緯度/経度さえわかれば『マップ』アプリで住所を割り出せます。「○○°△△'□□" ●●°▲▲'■■"」という形式で、緯度/経度を検索フィールドに入力してみましょう。その座標付近の地図とともに、住所も表示されるはずです。

  • 位置情報が記録された写真を閲覧すると、その住所も表示されますが、住所そのものが写真に記録されているわけではありません