ビックカメラグループは7月17日、同グループがユーザーのデジタル機器を中古で買い取りした際、現金の代わりに査定金額を受け取れる独自決済サービス「ビック買取マネー」を発表した。

  • 「ビック買取マネー」の概要

ビックカメラグループは、使わなくなったデジタル機器をユーザーから買い取り、リユース品として再販する事業を展開している。今回発表された「ビック買取マネー」は、ユーザーが同グループに売ったデジタル機器の査定金額として、現金の代わりに受け取りを選択できるもの。ユーザーが査定金額の受け取りに「ビック買取マネー」を選ぶと、実際の査定額より5%増額した金額で受け取ることができる特典が付く。

「ビック買取マネー」の受け取りには、ビックカメラ・コジマの公式アプリ(最新版)会員登録が必要で、金額はこれらアプリに加算される形だ。査定金額は、現金と「ビック買取マネー」を混ぜて受け取ることはできず、どちらか一方での受け取りとなる。また、「ビック買取マネー」を現金へ換金することもできない。

「ビック買取マネー」として加算された金額は、1円単位で、ビックカメラ店舗やコジマ、ソフマップ各店、およびECサイト「ソフマップドットコム」での買い物に利用できる。有効期限は最終利用時から2年だが、「ビック買取マネー」だけでなく、ビックポイントやコジマポイントの利用も最終利用としてカウントされる。「ビック買取マネー」を使って商品を購入した時のポイント加算は、現金と同じ還元率。なお、リリース時点では、ECサイト「ビックカメラ.com」や「コジマネット」での利用はできないが、今後順次対応していくという。

ビックカメラグループは期間限定で、ビックカメラ店舗での買い取りに限り、「ビック買取マネー」を選んだ場合の増額率が5%から10%にアップするキャンペーンを実施する。キャンペーン期間は2019年7月17日から12月31日まで。

  • ビックカメラアプリの画面。「ビック買取マネー」は、ビックカメラアプリもしくはコジマアプリで加算・利用できる