ソフトバンクから、スマートフォン夏モデルが発表されました。夏モデルにはガラケーやモバイルルーター、タブレットもありますが、ここではスマートフォンの新製品5機種を紹介します。価格は筆者の勘による予想なので、参考程度にとどめておいてください。
AQUOS R3
AQUOS R3は、すでにシャープから発表されているハイエンドスマートフォンで、ディスプレイとカメラに特徴があるモデル。InstagramやTwitterなどで動画を共有するような人、手軽にキレイな動画や写真を撮りたいといった人に向いていそうです。ハイエンド端末として、価格は8万~9万円ほどになるでしょう。発売は5月下旬以降です。
AQUOS R3が搭載する約6.2インチのPro IGZOディスプレイは、10bit(10億6,433万色)という豊富な色再現力を発揮します。細かい色の違いを表現できるようになって、コンテンツの正確な色を表示できるとしています。
「AQUOS史上最も明るい」(前モデル「AQUOS R2」と比べて約2倍)という明るさもポイントで、直射日光下のようなシーンでも画面を見やすくなっています。ハイスピードIGZOなので、動きの激しい動画や画面スクロール時の残像も抑えます。
上部にインカメラを内蔵したノッチを備えているのは一般的ですが、AQUOS R3は下部の指紋センサーもノッチに収めたことで、ディスプレイを額縁ギリギリまで広げているのはおもしろいところです。上部のノッチはインカメラギリギリに配置しているので、画面自体は広々としています。指紋センサーを背面にしたり、ディスプレイ内に埋め込んだりするメーカーもありますが、ちょっと荒技で画面を最大化した印象があり、それより好感を持てます。
メインカメラは上下にカメラが並ぶデュアル仕様です。2,010万画素の動画用センサーと1,220万画素の静止画用センサーを使うことで、動画撮影中も静止画撮影できるという独特の機能があります。
AIを活用することで、動画撮影時に静止画を自動で撮影する「AIライブシャッター」を用意。このほかAI機能として、「AIライブストーリー」を搭載しました。動画内の被写体や構図を分析し、笑顔や動きに変化のあるシーンなどを抽出すると、BGMやエフェクトをつけた約15秒のショートムービーを作成してくれます。
動画を撮影したあと、動画を見返さない人も多いと思いますが、15秒の動画ならすぐ確認でき、静止画のサムネイルを見るような気分で動画を視聴できます。
センサーと画像処理エンジンも、前モデルAQUOS R2から一新しているようで、動画用センサーでは4画素を1画素として扱うクアッドピクセルによって、明るく低ノイズの動画を撮れるようになりました。静止画センサーも大型ピクセルを採用し、感度を高めています。