シャープは5月8日、Androidスマートフォンのフラッグシップモデル「AQUOS R3」を発表した。

  • AQUOS R3

    動画機能にますます磨きがかかった「AQUOS R3」

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    右が前モデル「AQUOS R2」、左が「AQUOS R3」。AQUOS R3は、上部にインカメラ、下部に指紋認証センサーを配置した「デュアルノッチ」仕様となっており、より狭額ベゼルで大画面を実現した

前モデル「AQUOS R2」と同じく、背面に静止画用と動画用に2つのカメラを備える。画素数は、静止画用カメラが1,220万画素(F1.7)、動画用カメラが2,010万画素(F2.4)。

静止画用カメラは、広角78度(焦点距離26mm相当)のレンズを備えた。受光量はAQUOS R2の約2.4倍となり、よりノイズの少ない写真を撮影できる。AIが被写体の動きを検知し、シャッタースピードや露光を最適化。光学式手ブレ補正機能と合わせて、走り回る子どもやペットの姿も鮮明にとらえるという。

動画用カメラは、超広角125度(焦点距離18mm相当)のレンズを採用。電子手ブレ補正機能により、ブレの少ない映像を撮影可能だ。AQUOS R2と比べて約4倍の光を取り込める「Quad-Bayer配列」センサーによって、暗いシーンでもノイズを抑えた映像を撮れるようになった。

また、動画撮影中はAIが被写体や構図を分析し、笑顔や動きに変化のあるタイミングを自動で抽出。動画撮影後に、撮影した動画にBGMやエフェクトをつけて約15秒のダイジェストムービーを作成する「AIライブストーリー」機能も用意した。

ディスプレイには、新開発「Pro IGZO」ディスプレイを採用。サイズは約6.2インチで、解像度は3,120×1,440ドット。10億の色表現が可能で、HDR映像も忠実に表現するとしている。周囲の明るさと再生コンテンツに合わせ、輝度やコントラストを自動調整する「アウトドアビュー」機能も搭載。たとえば直射日光下での使用時は、高輝度で見やすい表示に切り替える。

AQUOS R3の発表時点では、取り扱うキャリアやMVNO事業者、価格などは明らかになっていない。発売は2019年初夏以降となっている。

このほか主なスペックは以下の通り。

  • 本体サイズ : 約156×74×8.9mm
  • 重さ : 約185g
  • CPU : Snapdragon 855
  • OS : Android 9 Pie
  • RAM : 6GB
  • ROM : 128GB
  • ディスプレイ : 約6.2インチ Pro IGZOディスプレイ(3,120×1,440ドット)
  • 静止画用カメラ : 約1,220万画素 F1.7レンズ(広角78度、焦点距離26mm相当)
  • 動画用カメラ : 約2,010万画素 F2.4レンズ(超広角125度、焦点距離18mm相当)
  • インカメラ : 約1,630万画素 F2.0レンズ(広角80度、焦点距離25mm相当)
  • Wi-Fi : IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
  • Bluetooth : 5.0
  • インタフェース : USB Type-C
  • バッテリ容量 : 3,200mAh(Qi規格準拠のワイヤレス受電対応、11W)
  • 生体認証 : 顔認証、指紋認証