NTTデータは4月3日、仮想デスクトップサービス「BizXaaS Office」(BXO)の新サービスとして、企業におけるクラウド活用時のセキュリティ管理を実現する「BXO Managed Workspace Security」を提供開始した。新サービスは、働き方改革とサイバーセキュリティ対策をしつつ、デジタルワークスペースの整備が必要になっている企業の課題に対応するものとなる。

  • BXOサービスの体系

    BXOサービスの体系

同サービスでは、ゼロトラストのアーキテクチャを導入し、セキュリティを守りつつユーザーの生産性・満足度を高めるデジタルワークスペースを実現するための、セキュリティ基盤を提供するという。

その第1弾として、Netskope(ネットスコープ)を活用したクラウド利用を監視・制御する「BXO Managed CASB(マネージド キャスビー)」を提供開始する。

BXO Managed CASBは、エンドポイントとクラウドのセキュリティを監視・制御するNetskopeを活用し、クラウド利用状況の可視化、コンプライアンス、データセキュリティ、脅威防御などの機能を提供する。企業としてユーザーに利用を許可していないクラウドサービスのアクセスを遮断すると同時に、ユーザーに利用を許可しているクラウドサービスの利用状況を監視し、異常行動の検知などを通して、適切に管理・制御できるようになるという。

  • BXO Managed CASBとクラウドストレージサービスの提供イメージ

    BXO Managed CASBとクラウドストレージサービスの提供イメージ

同サービスの利用により、現状でクラウドサービスの利用禁止または制限をかけた上での利用に留めている企業でも、有用なクラウドサービスを安全かつ柔軟に利用できるようになるとのこと。

また、企業間の連携が進む現状に対応するため、企業間での情報共有及び情報活用できるという米Boxのクラウド・コンテンツ・マネジメント・サービスを使用する「クラウドストレージサービス」を提供開始する。

これにより、社外ユーザーと共有や連携が必要なファイルには同サービスを利用するなどの使い分けが可能になり、業務での生産性向上と利便性向上を図る。同サービスはBXO Managed CASBと組み合わせて提供するため、情報漏洩などのセキュリティ面も安心して利用できるという。

なお、BXO Managed Workspace SecurityではBXO Managed CASBを含め5カテゴリの機能を2019年度中に順次提供する予定だ。

  • 提供予定のサービス

    提供予定のサービス