次は、MT-G 20周年を記念し、色鮮やかなレインボーIP処理を施した「MTG-B1000RB」と、刀匠「月山“GASSAN”」の手による伝統技術で仕上げられたMR-Gのバーゼルスペシャル「MRG-G2000GA」(世界限定300個)の展示コーナーへ。

■MTG-B1000RB

  • BASELWORLD 2019・カシオブース

    MTG-B1000RB

MTG-B1000RBは、ケーズやベゼルなどのメタル部分に虹のようなグラデーション皮膜の「レインボーIP」処理を施している。ちなみに、2017年のラバコレ「LOV-17B-1AJR」のベゼルにも同技術が使用されていたので、記憶に残っている人もいるだろう。このように、目新しい表現や技術も、きちんと技術の研究と蓄積がなされた上で使われているのだ。

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    モチーフは非常にレアな「月の虹」だが、「オーロラ」と呼ぶバイヤーも

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    ケースだけでなく、インダイヤルの針や時字もレインボーカラーなのだ

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    黒背景に浮かぶレインボーIPは、まさに月の虹のイメージ

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    MTG-B1000RBのパーツ展示。ノーマルのSSベゼル、ブラックIPベゼルとの比較も

レインボーIPは多色を幾重にも吹き付けることに加え、一度に複数のパーツに吹き付けるために、場所によってグラデーションの具合が大きく変わる。したがって、完全に同じものは作れない(生まれない)。つまり、あなたが手に取るMTG-B1000RBは「世界にひとつだけの時計」となる。これもまた特別な価値だ。

■MRG-G2000GA

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    「MRG-G2000GA」の展示

毎年、最新のデジタルテクノロジーによる精度や機能と、日本の伝統工芸の匠による極上の外装技術が高度に調和したモデルをリリースしているMR-Gの新作、MRG-G2000GA。詳細は別記事『G-SHOCKの最高峰「MR-G」BASELスペシャルを写真で!』に譲るが、今年も技術解説とともに鎧武者や日本刀を展示して、和の繊細な美しさと世界観をアピール。世界中の来場者から視線を集めていた。

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  • BASELWORLD 2019・カシオブース
  • MRG-G2000GAは、来場者からも非常に評価が高い

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    チタンバンドの駒は、ひとつひとつ手作業で鑢目(やすりめ)入れて仕上げられる

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    MRG-G2000GAのケースとバンド、ケースバック

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    WGR-B1000のカーボン強化樹脂のケースとベゼル

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    MRG-G2000GAの中駒と第二駒の仕上げプロセス

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    MRG-G2000GAのパーツ展示

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    「赤備え」以降、すっかりのMR-Gのキャラクター(?)として定着した鎧武者

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    昨年初めて展示された銘刀「重力丸」。その上には掛け軸が

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    MRG-G2000GAのモチーフである茎(なかご)の鑢目(やすりめ)が見える状態で展示されてはいないが、共通する雰囲気は十分に感じられる

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    日本刀の名匠たちの紹介