スイスのバーゼルで開催の時計と装飾の祭典「BASELWORLD 2019」、カシオブースで写真に収めた数々の時計から、G-SHOCK MASTER OF Gの人気シリーズ「GRAVITYMASTER(グラビティマスター)」のBASELスペシャルモデル「GWR-B1000X」を実機写真で紹介します。

  • GWR-B1000X

    美しく、精悍。G-SHOCK MASTER OF G GRAVITYMASTERのBASELスペシャル「GWR-B1000X」

G-SHOCK MASTER OF G GRAVITYMASTERは、かつて「SKY COCKPIT」と呼ばれていた航空コンセプトのシリーズです。新しい技術が真っ先に採用されることも多く、2019年のBASELスペシャル「GWR-B1000X」もまさにそんな一品。日本では2019年4月の発売、税別価格は120,000円です(いずれも予定)。

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    黒・赤・金・白……、カラーも秀逸

GWR-B1000Xの見どころは、カーボン尽くし。カシオが国内で開催した時計新製品の発表会でも、時計の新たな素材としてカーボンが強烈に押し出されていました。別記事『カシオ2019年春夏の時計新製品発表会・「G-SHOCK カーボンコアガード」編』、『カシオ「G-SHOCK」に新たな歴史 - GRAVITYMASTER GWR-B1000』もぜひご一読ください。

さて、BASELスペシャルのGWR-B1000Xは、上記「GWR-B1000」がベースモデルとなっています。ケースと裏ぶたを一体化した「カーボンモノコックケース」にムーブメントが収まり、カーボンベゼルで覆われています。バンドもカーボンファイバーインサートバンドです。強靭かつ軽量のカーボン素材をふんだんに使うことで、良い意味でゴツ目の時計ながら、GWR-B1000Xは約72gという軽さを実現しています。

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    GWR-B1000Xのカーボンモノコックケース。G-SHOCKの歴史にあって、マイルストーンとなるはず

そしてGWR-B1000Xがまさにオンリーワンなのは、ダイヤルにも「カーボン文字板」を採用していることです。発表の時点で、カーボン文字板を搭載しているのは、GWR-B1000Xのみ。文字板とベゼル、カーボンならではの深みある模様が、GWR-B1000Xのカッコよさを引き立てます。

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    カーボン文字板に注目。これまでにない模様を描いていますね。立体的なインデックスとインダイヤルもポイント

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    こちらはカーボンベゼル。カーボン素材らしい格子です。写真では、模様をわかりやすくするためにコントラストを強調していますが、実機の印象はもう少しフラットな印象です

カーボンベゼルを横から見ると、地層のような筋が。これは、カーボンとグラスファイバーを積層させているんですね。

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    カーボンベゼルの積層は滑らかな質感。ボタンの構造とデザインも、GWR-B1000シリーズで始めて導入されたもの。ボタンを保護するガードを省けるようになった「ボタンガードレスデザイン」です

G-SHOCKのブランドカラーでもある「赤」も際立ち、カーボンの素材感、華やかさとコントラストを添えるゴールドと、全体のまとまり感も最高。先に実機写真を紹介した「G-SHOCK MR-G BASELスペシャル」もそうでしたが、GWR-B1000Xもぜひショップで実物を見てほしい1本です。

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    「TRIPLE G RESIST」は、耐衝撃性能・耐遠心重力性能・耐振動性能です

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    カーボンファイバーインサートバンドと遊環。外気に触れるすべてのメタルパーツにチタンを採用しているそうです。防錆にも配慮されています

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(写真:青木淳一)