カシオがBASELWORLD 2019で発表した多くの時計の新作を実機写真で紹介するシリーズ、メタルウオッチ「OCEANUS Manta」のBASELスペシャルモデル「OCW-S5000S」です。OCEANUSは、「Elegance, Technology」をコンセプトにしたメタルウオッチで、そのプレミアムラインとなるのが「OCEANUS Manta」(オシアナス マンタ)です。

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    OCEANUS Manta BASELスペシャルモデル「OCW-S5000S」

BASELスペシャルのOCW-S5000S、一番の見どころはケースの「薄さ」。これまで、OCEANUSシリーズでもっとも薄かったのは「OCEANUS Manta OCW-S3400」の厚さ10.4mmでしたが、OCW-S5000Sでは実に1.3mmもの薄型化を実現しています。OCW-S5000Sはケースの厚さが9.5mmと、男性向けの時計で10mmを切るのは意外と少数派です。

※初出時「厚さ9.4mm」としていましたが、仕様変更により「9.5mm」となりました。

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    左側がOCW-S5000S、右側がOCW-S3400

ベゼル径も小さくなり、OCW-S3400の40.5mmから、OCW-S5000Sでは39mmとなりました。薄く小振りになったOCW-S5000Sは、シャツ袖口との干渉しにくく、ビジネススーツとの相性が一層よくなっています。チタンケース・バンドなので軽く、重さが約82gというのも身に着けやすいですね。ケースとバンドには、新色となるブルーIP処理を施しています。

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    小さめで薄いケースを好む人は多いでしょう

フェイスに目を向けると、OCEANUSといえばのOCEANUSブルー。インナーベゼルのリングとインダイヤルに、美しいブルーを配しています。リングは24面カットのサファイアリングです。インダイヤルはブルーに着色した白蝶貝で、天然素材の質感が静かに主張してきます。針の外側やインデックス、リューズスイッチには、爽やかなゴールドを採用。派手さをおさえたゴールドが上品さを演出しています。

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    OCW-S5000Sのフェイス。光の加減と見る角度によって、OCEANUSブルーがさまざまな表情を見せます

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    天然素材の白蝶貝をブルーで着色して、インダイヤルに。インダイヤル外側、針、デイト表示のゴールドも似合います

ワールドタイムの都市コードはベゼル外側に刻印され、すっきりとしたフェイスの美しさをきわ立たせます。なお、OCW-S5000SはスマートフォンとBluetoothでつながるため、ワールドタイムなどはスマホアプリで設定するほうが簡単です。

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    ベゼル外側の都市コード

OCW-S5000Sは、OCEANUSシリーズの発売15周年記念モデルでもあります。世界限定200本で、BASELWORLD 2019での発表時点では、日本での発売は未定。おそらく日本でも発売されるとは思いますが、きれいで使いやすい時計を望む人は要チェックです。

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    OCEANUS Mantaはチタンバンドも上質。OCW-S5000Sでは、チタンバンドとチタンケースにブルーIP処理をしています

(写真:青木淳一)