Armは1月3日(英国時間)、ドローンやスマートホーム・アシスタント、防犯、IPカメラなどで、これまで以上の高画質を提供する次世代イメージ・シグナル・プロセッサ(ISP)「Arm Mali-C52/C32」を発表した。

いずれも、ハイダイナミックレンジ(HDR)、ノイズ・リダクション、カラーマネジメントなどといった25以上の処理が可能であり、4K@60fpsといった高解像度条件でも、こうした機能を効率的に活用することが可能だという。

  • HDR

    HDRにより、陰影を強調させることで、よりハッキリとした画像出力が可能となる

Mali-C32はエントリーレベルのアクセス制御や、ホビー向けドローンなど低消費電力・コスト重視の組込型ビジョン機器の面積に特化して最適化されている一方、Mali-C52は画質と面積のいずれかから最適な構成を選択することが可能となっている。

なお、同社ではこれらのハードウェアIPに加え、3Aライブラリ(オート露出、オートホワイトバランス、オートフォーカス)を含んだISPのソフトウェア・ドライバやキャリブレーション/チューニング・ツールも提供しており、これらを組み合わせて開発を行うことで、より高いパフォーマンスが得られるようになるとしている。