セイコーウオッチのGPSソーラー腕時計「セイコー アストロン」から、アストロン史上最高性能をうたう新ライン「5X」シリーズが登場する。新開発のムーブメント、キャリバー「5X53」を搭載し、11月29日に限定モデルを含めた5機種を、2018年2月8日に2機種を発売する。税別価格は230,000円から。
各モデル共通の仕様として、ケースとブレスレットの素材はチタン、ケースサイズは外径43.5mm×厚さ12.2mm(一部モデルを除く)、風防はサファイアガラス、ベゼルはセラミックス、防水性能は10気圧、耐磁性能はJIS耐磁時計1種。下記の「SBXC009」「SBXC011」は、ケースサイズが外径43.5mm×厚さ13.3mmとなる。
「GPS ソーラームーブメント キャリバー 5X53」の主な仕様は以下の通り。
・時間精度:平均月差±15秒
・受信機能:スーパースマートセンサー(自動時刻修正機能)、強制時刻修正機能、捕捉衛星数表示機能、受信結果表示機能、受信オフ機能(機内モード)
・その他機能:デュアルタイム表示機能(AM/PM 表示つき)、タイムトランスファー機能、針位置自動修正機能、ソーラー充電機能、パワーセーブ機能、パワーリザーブ表示機能、ワールドタイム機能(39タイムゾーンに対応)、パーペチュアルカレンダー(2100年2月28日まで)、DST(サマータイム)機能
<セイコー アストロン>5Xシリーズ デュアルタイム
スタンダードなラインの3モデルは、税別価格が230,000円。11月29日発売。SBXC006のみ、バンドの素材が強化シリコンとなる。
<セイコー アストロン>5Xシリーズ デュアルタイム 2018限定モデル
世界限定2,000本となり、税別価格は250,000円、11月29日発売。国内では「セイコーグローバルブランドコアショップ」で取り扱う。
<セイコー アストロン>5Xシリーズ デュアルタイム
アストロンでは初となるレディスモデル。リゾートやラグジュアリーをイメージし、インデックスにあしらったダイヤモンドが華やかさを添える。ストラップの素材はクロコダイル。税別価格は300,000円、11月29日発売。
<セイコー アストロン>5Xシリーズ デュアルタイム
2018年2月8日発売の2モデルは、税別価格が270,000円。全国の「セイコーグローバルブランドコアショップ」で取り扱う。ツートンカラーのセラミックスベゼルや、チタンブレスレットの一部にセラミックスを用いている点などが特徴的だ。
5Xシリーズ、5つの大きな進化点
1つめ「高速タイムゾーン修正機能」は、GPS受信に関わるパーツを新たに開発し、受信性能が向上。最短3秒で正確な時刻を取得する。加えて、時分秒針を独立モーターで駆動することで、時刻を修正するときのスピードも速くなった。日本の準天頂衛星「みちびき」にも対応している。
2つめは「タイムトランスファー機能」。2時位置と4時位置のボタンを同時長押しすることで、ホームタイム(例えば東京、インダイヤル)と、ローカルタイム(例えば海外旅行時のニューヨーク、メインの時分針)を、すばやく切り替えられる。
3つめは、省電力化と小型化。いずれもアストロンが初めて登場したときから、セイコーウオッチは継続して取り組むとしてきた要素で、ユーザーからの要望も大きかった。消費電力は、初代「7X」シリーズの実に4分の1、第2世代「8X」シリーズの約半分まで削減している。
これにより、ムーブメントやソーラー充電システムなどの小型化にも成功。5Xシリーズのケースサイズは、外径43.5mm×厚さ12.2mm(一部モデルを除く)で、8XシリーズのSBXB077と比較して、外径で1.5mm、厚さで1.1mm、小さくなっている。
4つめ「スーパースマートセンサー」は、より進化した自動時刻修正機能。電波を受信しやすいタイミングを自動的に変化させたり、異なる受信方法によって最大で1日に2回の自動時刻修正を行ったりする。
最後に5つめ。ブレスレットの「スマートアジャスター」では、腕回りに合わせてブレスレットのワンプッシュでサイズを微調整できるようになった。