Skullcandyは10月11日、ワイヤレスヘッドホンの新シリーズ「Venue」および、「Crusher」ブランドの最新ワイヤレスヘッドホン「Crusher 360」を発表しました。ともに発売は11月2日となっています。

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    Skullcandyで初めてノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスヘッドホン「Venue」

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    低音が「ブルブル」震えるワイヤレスヘッドホン「Crusher 360」

約2万円でノイキャン、失くしたとき用にTile内蔵

Venueは、「音楽にノイズなんていらない」をコンセプトとした、Skullcandy初のノイズキャンセリング機能を備えたワイヤレスヘッドホンです。希望小売価格は19,800円(税別)。ノイズキャンセリング機能をもったワイヤレスヘッドホンは3万円台や4万円台のものが多いなか、Venueは約2万円で買えるのが魅力でしょう。

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    Venueのアンバサダーは、吉田 顕栄郎(よしだ たかひろ)さんと森元 流那(もりもと るな)さんが務めます。2人はAbema TVで放送された高校生同士の恋愛リアリティー番組「今日好きになりました」でカップルになり、一躍有名になりました

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    手に持った感じ。重さは公開されていませんが、軽量な部類に入るのではないでしょうか

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    「ANC」ボタンを押すと、ノイズキャンセリングモードになります

ノイズキャンセリングといえば、もともとは飛行機のビジネスクラスに乗る人がエンジン音を気にせず眠りたい、というニーズから生まれたそうですが、Venueのノイズキャンセリングは、飛行機ではなく街中で使えるよう、ミッドレンジの音域(中高音)を打ち消すようチューニングされています。

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    イヤーカップ部分に2つのマイクを内蔵することで、より質の高いノイズキャンセリングが可能になったといいます

実際に試してみましたが、ノイズキャンセリング機能は非常に優秀。ノイズキャンセリングでありがちな「キーン」という音もあまりしないので、これならずっとつけていても耳が痛くなさそうだと感じました。

外側のマイクを使った外音取り込み機能も備えているため、不要な音をノイズキャンセリングで打ち消しつつ、周囲の必要な音だけを拾ってくれます。たとえば電車のガヤガヤ音やエンジン音を打ち消しつつ、アナウンスの声だけ拾う、といったことも可能です。

Venueは、本体にスマートトラッカー「Tile」を搭載していることも特徴です。Tileとは、スマホと連携する落とし物タグ。専用アプリをインストールしたスマホとBluetoothで接続しておくと、紛失した時間や場所をアプリから特定できます。

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    スマートトラッカー「Tile」。Venueでは本体に組み込まれており、本体を充電していればバッテリーが切れることはありません

もしVenueをどこかで落としたり、お店に置き忘れたりしても、紛失した時間や場所をスマホで調べられるのです。

自分が落としたTileにほかのTileユーザーが近づくと、自分のスマホにその場所の通知が届くようになっています。万が一Venueを盗まれてしまっても、ほかのTileユーザーの協力で見つかることがあるかもしれません。

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    スマートフォンの地図上に、Venueの位置を表示します

Bluetoothのバージョンは5.0。対応コーデックはSBCのみで、aptX非対応なのは残念ですが、2万円という価格を考慮すると仕方ないところもあるのでしょう。連続再生時間は最大24時間(音楽再生+ノイズキャンセリング)です。