SQUARE ENIX
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設定方法はこちらのRadeon RX 480のケースに準ずる。実は当初、このテストをやる予定はなかったのだが、スケジュールの関係で次のShadow of the Tomb Raiderが間に合わない可能性があったので、その場合のバックアップ用に一応データを取った形だ。最終的にはShadow of the Tomb Raiderの方が間に合ったのだが、せっかく取ったデータでもあるので紹介したい。

まずはGeothermal Valley(グラフ26~28)。GeForce GTX 1080TiとGeForce RTX 2080が完全に一致という感じ。かろうじて最小フレームレート(グラフ28)で多少差が見られるが、大きなものとは言えない。

また最大フレームレート(グラフ27)でもわかるが、GeForce RTX 2080 Tiでは2560×1440までフラットな傾向があり、完全にCPU側がボトルネックである。最小フレームレートを見ても、4Kの場合でGeForce GTX 2080 Tiは70fpsを超えているので、もうRise of the Tomb Raiderは負荷としてはやや低いようで、描画オプションをもう一段上げてもいいかもしれない。

この傾向はProphets Tomb(グラフ29~31)にも当てはまる。平均フレームレート(グラフ29)の4Kの場合の性能差を見ると、20fps前後ずつの差でGeForce RTX 2080 Ti > GeForce RTX 2080 & GeForce GTX 1080 Ti > GeForce GTX 1080という結果になっている。平均フレームレートでこれだから、予想以上に性能差が出たというべきか、もっと描画負荷を高めてもいいだろうというべきか。

Spine of the Mountain(グラフ32~34)も同様である。こういっては何だが、GeForce GTX 1080はこれまで普及価格帯の中ではハイエンドに近い(Amazonで検索すると、一番安い製品でも6万円台中ごろ、主流は7万円台)のだが、RTX 20シリーズと比べてしまうと性能的にはまるでメインストリーム向けの製品に見えてきてしまう。なんというか、この後の価格の暴落が見えてくるような感じである。