RPAテクノロジーズとブレインパッドは13日、ECショップの運営で発生する業務自動化支援「EC業務支援パッケージ」の提供を開始した。

RPAテクノロジーズが提供するRPAツールにブレインパッドのAI技術を組み合わせる「Brain Robo」。過去の販売データや在庫データによる需要予測からの自動発注のような高度な効率化も可能になるがその範囲は広がりを見せ、Brain Robo公式サイトには、EC業務のほか、マーケティングや契約管理事務や顧客管理などのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、調査などの情報収集分野まで広範な分野を示している。

今回両社が提供する「EC業務支援パッケージ」は、BrainRoboを用いたEC業務支援のためのパッケージでWeb広告などの効果測定に必要なデータ集計から商品の販売・配達後のフォローまで複数のECショップ管理ツールですぐに使えるテンプレートの提供、RPA導入のための棚卸しや社内での内製化支援などが特徴となる。具体的なテンプレート提供例として

・効果計測:Web広告、SEO、リスティング、アフィリエイトでの支払いや効果分析のためのデータ収集の自動化
・ECサイト管理:自社サイト、各種ECモールの管理画面操作の自動化
・受注管理:受注業務データの集計自動化、各種データダウンロード
・決済業務:決済サービス処理の自動化、請求/入金データ突合せ
・在庫管理・発送:各種在庫管理システムの更新業務の自動化

を示しており、企業によるオウンドECの拡大が期待されるなか自動化をベースとした社内体制の構築にも寄与するパッケージとなる。