いくら熱狂的なファンでも、全部の試合を野球場で観戦するわけにはいかないのが普通。そういうときは、「通知モード」の出番です。

通知モードでは、誰かがヒットを打った、投手が交代したなど、試合が動くたびにfunbandが震動で知らせてくれます。ランナーやアウトカウントの状況も表示されるので、そんな情報からも球場の様子が思い浮かびます。

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  • 多くの情報が送られてくるので、野球を見慣れた人ならば、どういった状況かすぐ把握できるはず。投手がピンチをスライダーで切り抜けたところや、7回に行なわれるジェット風船を飛ばすシーンも通知(通知モードの撮影日が雨だったため、funband画面に水滴があるのはご容赦を……)

こうした通知は、「観戦モード」も含めて、実際に球場で起きてから15秒ほどでfunbandに届きます。このくらいのタイムラグは許容範囲、というか、これくらいの時間差で教えてくれるなんて、シャープさんの技術力すごいですよ!

プロ野球ファンなら持っていたいアイテムであることは確実!

このようにfunbandは、プロ野球観戦が好きであったり、観戦できなくても試合の展開が気になる、というプロ野球ファンには必携のアイテムなのです。多彩な情報を知ることができるだけでなく、ベルトに球団ロゴが入っているなど、デザイン面でもファン心をくすぐってくれます。

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    ホームユニホームカラーのホワイトに、ビジターユニフォームのヨコハマブルー、そしてベイスターズとYOKOHAMAのロゴ。これだけでファンは欲しくなるはず。他チームのファンも同様かと

ただ、このデザインは遊びのときにはいいのですが、ビジネスシーンではちょっと……。せっかく通知だけが届くモードがあり、本体部分を付け替えることができるのだから、仕事中にもマッチするデザインの交換用ベルトがあるといいと思うんですが、シャープさんどうでしょう。ベルトだけの販売も今後予定しているということなので、期待してますよ。

電池のもちは? 耐水性は?

ここまで、funbandの楽しさを純粋にお伝えしてきました。「使ってみよう」と思ったときに、気になりそうなことをふたつ説明しておきましょう。

本体のバッテリーは、試合中で約5時間、それ以外では約200時間、動作するとされています。実際に使ってみた感じでは、試合開始前に4時間ほど使い、さらに観戦を4時間弱、それから帰宅するまでに2時間ほどの使用では、バッテリーメーターは1メモリも減っていませんでした。

funbandの充電用端子はmicroUSB(Type-B)なので、一般的なモバイルバッテリーでも充電できます。不安なときはモバイルバッテリーの携帯をおすすめします。また、本体のバッテリー交換サービス(有償)があるのもうれしいところ。

耐水性については、IPX4相当の防滴性能です。バンドにきちんと装着した状態であれば、日常生活における軽い濡れ方なら問題ないというレベル。チームの勝利に浮かれて川に飛び込むような無茶をしなければ、まず大丈夫でしょう。

余談ですが、最近はプロ野球をネット配信で視聴している人も増えました。ネット中継では通常、リアルタイムから30秒くらい遅れて映るのが一般的。つまり、funbandを身に付けてネット中継を見ていると、映像の前に通知で結果がわかってしまうのです。個人的には、「通知遅延モード」があると便利だなあと思ったのですが、シャープさんどうですかね。

さてさて、funbandは時計としても使えるうえ、プロ野球のファングッズとしても楽しいアイテム。プロ野球が好きで、特定のチームを強く応援しているならば、買って損はないですよ!

funbandのおもな仕様

  • 本体サイズ:端末(コア部分) 約W34.9×D42.2×H11.2mm
  • バンド:約W36.8×D258×H(最大)10.8mm
  • 質量:端末(コア部分) 約18g、バンド 約21g
  • ディスプレイ:約0.77インチ白色有機EL(96×39ドット)
  • 無線接続:Bluetooth 4.2(Bluetooth Low Energy Tecnology)
  • 内蔵電池:リチウムイオン(250mAh)
  • 充電端子:microUSB(Type-B)
  • 充電時間:約80分
  • 対応OS:Android 5.0以上、iOS 10以上
  • 税別価格:10,000円
  • 動作確認機種一覧:funband公式サイトのPDFファイル