ヤマハは5月24日、ギガアクセスVPNルータ「RTX1210」「RTX830」用のファームウェアとして、 日本オラクルが提供するクラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」とのVPN接続に対応した最新版として「Rev.14.01.28(RTX1210用)」と「Rev.15.02.03(RTX830用)の配布を開始した。

近年、企業におけるクラウドサービス利用の増加と同時に、社内ネットワークとクラウドを相互接続する場合、VPNルータを用いて安全な接続経路を確保するケースも拡大しているため、今後もVPN接続に対応するネットワーク機器の需要が多く見込まれる状況です。

同社では、2010年からクラウドサービスとルータ「RTXシリーズ」とのVPN接続に対応しており、現在では Amazon VPCやニフクラ(旧名称:ニフティクラウド)など多数のクラウドサービスとのVPN接続を検証済み。

今回、新たにOracle Cloud InfrastructureとのVPN接続に対応したファームウェアを公開(詳細はこちら)するほか、Oracle Cloud Infrastructureと同社のルータをVPN接続する際に有効な設定例を公開。設定例は両社で検証済みであり、ルーターの円滑な設定をサポートするという。