富士ゼロックスは、大学キャンパスにおいて大学生活協同組合の電子マネーに対応した「Cloud On-Demand Print」(クラウド・オンデマンド・プリント)環境を構築、今春から本格的に展開すると発表した。

学生は通常、個人所有のパソコンやスマートフォンなどのデータをキャンパス内で出力できず、大学が管理するパソコンからプリンターに出力するか、USB メモリーを使って生協が管理する複合機から出力するかのいずれかで、その場合もファイル形式が制限されるといった制約を受けていたが、「Cloud On-Demand Print」では、学校が所有するパソコンのみならず、学生が自分のパソコンやスマートフォンなどから出力データを登録し、キャンパス内にある生協管理のどのデジタル複合機からもプリント出力できる。

  • Cloud On-Demand Print環境概念図

すでに大阪大学、京都大学、立命館アジア太平洋大学などの各大学生協で実現しており、今後全国の大学生協に拡大するという。

価格は、1,000円/月(ユーザー数:10ユーザーまで)で、契約は1年間。