Appleは、シカゴで3月27日に開催した教育イベント「Let's take a field trip」」で、新型iPadとともに、バージョンアップした教室内での授業進行をサポートする「Classroom」、生徒にメールを介さずに課題のやりとりが行える「Schoolwork」、これに対応するアプリを開発できる「ClassKit」、そしてクリエイティブな要素を授業に取り入れるためのカリキュラム「Everyone Can Create」を発表した。

そのシカゴにできたApple直営店では、毎週火曜日の夜に教育に関するセッション「Teachers Tuesday」が実施されている。教育関係者で満員になるというワークショップは、取材した夜も、広々としたストアのオープンスペースを埋め尽くすほどの人が訪れていた。

イベント当日に行われたワークショップには、Appleのリテール担当シニアバイスプレジデント、アンジェラ・オーレンツ氏、そして今回の教育関連の発表で壇上に立ったバイスプレジデント、スーザン・プリスコット氏が挨拶に立ち、iPadやカリキュラムの発表を顧客に直接報告した。

  • Appleのリテール担当シニアバイスプレジデント、アンジェラ・オーレンツ氏とバイスプレジデント、スーザン・プリスコット氏が登場

会場にはAppleの重役も長時間滞在し、イベントに参加した。CEOのティム・クック氏は店中を回り、顧客との「セルフィー」にも気さくに応じていた。またワールドワイドマーケティングを担当するシニアバイスプレジデントのフィル・シラー氏、iPhoneやiOSなどのマーケティングを担当するグレッグ・ジョスウィアク氏らも見晴らしの良い二階席から、イベントの様子を見守っていた。

  • 店内にはCEOのティム・クック氏らの姿も