NTTドコモは3月6日より、東京・渋谷に、スポーツ中継サービス「DAZN」と、VRなどを使った体験型コンテンツを楽しめる施設「DAZN for docomo SPORTS LOUNGE」を、3月27日までの限定でオープンする。さまざまな技術でスポーツの楽しみ方を変えていこうというドコモの取り組みは、一体何を目指しているのだろうか。

スポーツの新しい体験を提案するアトラクション施設

「DAZN for docomo SPORTS LOUNGE」は、NTTドコモやNTTグループが様々な最新技術を提供し、VRやホログラムなどを使ってスポーツを様々な方法で楽しめる施設だ。施設内は壁に37のディスプレイが並び、DAZNのコンテンツを楽しめる「シアター」と、新技術の体験コーナーに分かれている。シアターでは壁のディスプレイに流れているコンテンツだけでなく、タブレットを使って個別にコンテンツを楽しめる。

  • 入って正面にあるシアタールームには、大小合わせて37ものディスプレイがあり、さっまざまなDAZNの番組が流れている。有料となるが、フードやドリンクの販売コーナーも用意されている

  • 店内にはタブレットが置かれており、DAZNのコンテンツを手元で楽しめる。無線LANも利用できるので、持参した端末で視聴することもできる

一方、体験コーナーではVRを使ったコンテンツ2種と8kディスプレイ、3Dホログラム、透過ディスプレイを使ったコンテンツの合計5種類を体験できる。VRを使ったコンテンツでは、ボクシングの元世界3階級王者である八重樫東選手とVRスパーリングが行える「自由視点VR」と、元メジャーリーガーの川上憲伸氏がマウンドから投げる球を打ち返す「VRトレーニングシステム」の2種類が体験可能。

  • 3階級王者の八重樫選手相手に痛みもなくスパーリングが味わえるという貴重な体験。1分程度の対戦で相手にヒットした数が上回ればこちらの勝ち。下手にコンビネーションなど考えずに連打あるのみ

  • 実際にバット型のコントローラーを振ってバーチャルなボールを打ち返す。投じられるボールは130〜140km/h台なのだが、バッターボックスに立っているという臨場感は非常に高い。ボールはほぼ一瞬で通り過ぎるうえに微妙な変化までかかっており、バッティングセンター気分ではかすりもしなかった