前出の拡張現実メガネが登場するなら、間違いなくウェアラブル製品に加わることになるが、その前に登場しそうなのがApple Watch向けの各種アクセサリだ。

  • Apple Watch向けの新しいアクセサリが登場する?

Apple Watchは、エクササイズの機能を充実させてきたが、Appleはヘルスケア分野での活躍にも道筋を付けようとしている。Apple Watchには緑のLEDライトと赤外線を用いる心拍計が内蔵されており、ウェアラブルデバイスの中でも高い精度を誇る。また、watchOS 4ではモーションセンサーと連動し、静止、歩行、ワークアウト、ワークアウトからの復帰と、4つの状態の心拍数を図り分けてくれる機能を用意。静止しているときに10分間高い心拍数を記録すると、自動的に通知で知らせてくれる機能が追加された。

さらに、米国向けには「Apple Heart Study」というアプリを配信。スタンフォード大学との共同研究プロジェクトに、一般のApple Watchユーザーの参加を促している。心拍数からは、不整脈や期外収縮などの心臓の異変を察知することができ、いち早く治療を施すきっかけとなる。

  • スタンフォード大学との共同で「Apple Heart Study」というアプリを配信

Apple Watchのように、常に身につけているデバイスが、身体の異常を検出し、命を救う可能性も広がっていく。心臓の他に、血糖値や血圧などのモニタリングに、Apple Watchを生かすためのアクセサリの登場が続いていくことになるだろう。どこまでがApple Watchに内蔵されるのか、どこからがサードパーティーの領域になるのか、このあたりも柔軟に対応していくだろう。