続いて発表したのが、Ultra HDブルーレイプレーヤー「DP-UB820」、「DP-UB420」、「DP-UB330/320」だ。UB420/330/320は、欧州向けに4月に発売。UB820は5月から欧州で発売する予定となっている。

  • CES 2018、パナソニック、Ultra HD ブルーレイプレーヤー

    Ultra HD ブルーレイプレーヤー「DP-UB820」などの新製品

パナソニックハリウッド研究所(PHL)で培った映像処理技術を応用、新開発した4K対応エンジン「HCX(Hollywood Cinema Experience) Processor」を搭載したことで、さらなる高画質化を実現。高輝度部の色や階調を最適化する新機能「HDRオプティマイザー」を搭載することで、安定したHDR画質での再生が可能になったという。

「HDRの最新技術を採用したことで、究極の『Hollywood at the home』を実現することになる。高まる4Kコンテンツの需要に対応した」と述べた。

2017年秋のIFAで発表されたスマートスピーカー「GA-10」にも触れた。「パナソニックは、AmazonやGoogleといった企業と新しい関係を構築している。家庭における新たな市場創出に向けて、パナソニックの技術を補完する技術になる」とし、スマートスピーカーを通じて、天気予報やニュース、音楽などを体験できること紹介。「現在の音声アシスタントにおいて不足しているのは音質。パナソニックは、ユーザーのリスニング体験を向上させることができる」と強調した。

  • CES 2018、パナソニック、スマートスピーカー「GA-10」

    スマートスピーカー「GA-10」

テクニクスブランドの製品では、ターンテーブルとして「SP-10R」および「SL-1000R」を発売。欧米で今春から発売するという。日本での発売も見込まれている。

SP-10Rは、IFAで発表されたハイエンドターンテーブルで、トルクを強化した新開発コアレス・ダイレクトドライブモーターを搭載。比重の大きいタングステン製のウェイトを配置することで、慣性質量を約1トン/cmまで高めたプラッターを強力なモーターで駆動することで、世界最高レベルの回転安定性を実現した。SL-1000Rは、SP-10Rをベースに、ターンテーブルシステムとして展開する製品で、軽量で高減衰特性を持つマグネシウムパイプを用いた高感度トーンアームを採用している。

  • CES 2018、パナソニック、テクニクスのターンテーブルシステム「SL-1000R」

    テクニクスのターンテーブルシステム「SL-1000R」

  • CES 2018、パナソニック、「SL-1000R」のコントローラ

    「SL-1000R」のコントローラ

「パナソニックが、世界初のダイレクトドライブターンテーブルを採用したのが1970年。その後、多くのメーカーがこの技術を採用し、業界標準になった。新たなターンテーブルは、この伝統を継承するとともに、現代的な美しさを兼ね備え、オーディオの新しい基準を作ることになる」と語った。