DJIは1月9日、米ラスベガスで開催の「CES 2018」にて、手持ちスタビライザー「OSMO MOBILE 2」「RONIN-S」を発表した。OSMO MOBILE 2の価格は税込16,800円で、1月23日よりApple.comにて先行予約を開始する。RONIN-Sの価格は未定で、2018年の第二四半期に発売予定となっている。

スマートフォン用の「OSMO MOBILE 2」

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    OSMO MOBILE 2

OSMO MOBILE 2は、スマートフォンと組み合わせて使うスタビライザー。3軸ジンバルテクノロジーにより3方向で手ブレを補正し、安定感のある動画撮影が可能だという。また、DJIのスムーズトラック技術により、カメラに伝わる手の動きを検知、補正するため、滑らかな動画を撮影できる。

本体は折り畳みが可能。モバイルクランプをランドスケープ(横向き)とポートレート(縦向き)の2方向で切り替えられ、撮りたい映像に合わせてスクリーンフォーマットを選択できる。

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    使用イメージ

ISOやシャッタースピードの設定にも対応。新たに「ズームスライダー」を搭載しており、ハンドル部分からスマートフォンのカメラを操作可能、ドリーズームも行える。

バッテリー駆動時間は最大15時間で、従来機種「OSMO MOBILE」の3倍以上となっている。また、新しいUSBポートは撮影中もスマートフォンを充電したり、他の機器を充電したりできるよう改良されている。

DJIのアプリ「DJI GO」にも対応。移動中の被写体を自動追尾する「アクティブトラック」や、カメラポジションを最大で5カ所設定できる「モーションタイムラプス」、FacebookやYouTubeにおけるライブ配信機能など、さまざまな撮影モードを利用できる。

一眼レフ、ミラーレス用の「Ronin-S」

Ronin-Sは、一眼レフカメラやミラーレスカメラ用に設計された片手持ちスタビライザー。キヤノンのEOS 5Dシリーズ、パナソニックのGHシリーズ、ソニーのαシリーズなどに対応している。

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    Ronin-S

OSMO MOBILEと同様、3軸ジンバルテクノロジーを採用。セットアップしやすいのが特徴で、「Push Mode」によりパン軸とチルト軸をスピーディに手動調整できる。

専用コントロールボタンにより、スムーズトラック設定やカメラの録画開始/停止の操作が可能。高精度なジョイスティックでカメラの位置を変更できるほか、素早く移動する被写体を撮影する「スポーツモード」も備える。DJI Roninアプリの「ハーネス インテリジェント モード」では、パノラマ撮影のほか、ハイパーラプス、トラックなどの撮影が行える。