Appleは5日、元日にApp Storeでの売り上げが、単日の最多売上を記録したと発表した。元旦のユーザー購入総額は3億ドルにものぼる。また、クリスマスイブからの一週間には、過去最多のユーザーがApp Storeでアプリを購入およびダウンロードし、購入額は8億9,000万ドルを超えた。

新しいAR機能を搭載した「Pokémon GO」は、12月21日、ランキングのトップに返り咲いた。Appleが提供するフレームワーク「ARKit」ベースとした新機能は、さらに緻密でリアルなゲームプレイを実現するのに成功している。ARKit対応アプリは、現在、2,000本近くが公開されていて、App Store全カテゴリーでの広がりを見せる。ゲームなら「CSR Racing 2」「Stack AR」「8 Ball - Kings of Pool」、買物アプリでは「Amazon ショッピングアプリ」など、教育アプリでは「Night Sky」「ミニミニサイズのThomasと仲間たち」、ソーシャルメディアアプリは「Pitu」「Snapchat」などがラインナップされている。

  • 新しくなったApp StoreのTodayタブ

昨年9月にリリースされたiOS 11では、App Storeもリニューアル。アプリやゲームを見つけるのが簡単になったことだけでなく、デベロッパのインタビュー記事なども掲載し、ストアとしての面白みに幅を持たせたことで、毎週5億人以上のユーザーが利用するようになった。App Storeに新たに用意された、Today、ゲーム、Appという3つのタブでは、2017年にブレイクしたヒット作「どうぶつの森 ポケットキャンプ」「Monument Valley 2」「Calm」「Affinity Photo」などを紹介してきた。

Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーによれば、iOSデベロッパは、2017年だけで265億ドルを稼ぎ出したが、この数字は2016年から30%以上も増えているとのことだ。なお、2008年7月からの累計では、iOSデベロッパが稼いだ金額は860億ドルを越えるという。破竹の勢いはまだまだ衰えそうにないようだ。