マイクロソフトはクリエイター向けの2in1 PC「Surface Book 2」を10月17日(米国時間)に発表、日本国内では11月16日に販売を開始した。Surface Book 2には13インチモデルと15インチモデルが用意されているが、日本向けに販売されたのは13インチモデルのみ。15インチモデルの国内販売は現在のところ未定だ。
Surface Book 2には第8世代Intel Coreプロセッサー(開発コードネーム:(Kaby Lake-R世代))、NVIDIA GeForceグラフィックスが搭載されている。連続17時間のバッテリー駆動時間を実現しつつ、従来のSurface Bookの最大5倍、新しいMacBook Proの約2倍のグラフィックス性能を備えていると謳われている。今回、Surface Book 2の最上位モデルを借用したので、詳細スペック、使い勝手、気になるパフォーマンスなどについてレビューしよう。
日本国内向けは13インチのみで4モデルを用意
前述のとおり、Surface Book 2には15インチモデルが発表されているが、日本向けに投入されるのは13インチモデルのみ。ラインナップの概要は以下だ。
Surface Book 2のラインナップ
- 型番(税込価格)・CPU・メモリ・ストレージ・GPU
- HMW-00012(200,664円)・Core i5・8GB・256GB・Intel HD Graphics 620
- HN4-00012(262,224円)・Core i7・8GB・256GB・NVIDIA GeForce GTX 1050
- HNL-00012(336,744円)・Core i7・16GB・512GB・NVIDIA GeForce GTX 1050
- HNN-00012(397,224円)・Core i7・16GB・1TB・NVIDIA GeForce GTX 1050
- ※12月25日時点、価格はマイクロソフトの直販サイトから転載
Core i5搭載モデルは税込200,664円ともっとも安価に購入可能だが、外部グラフィックスを搭載しておらず、グラフィックス処理はCPU内蔵の「Intel HD Graphics 620」が行う。4K動画の書き出し、高解像度RAWファイルの現像などのクリエイティブ用途や、ハイパフォーマンスゲームを快適にプレイしたいのなら、NVIDIA GeForce GTX 1050搭載モデルを強くオススメする。
今回借用したCore i7モデルに搭載されていたCPUは、「Intel Core i7-8650U(1.90/4.20GHz)」。トータルスペックとしては、マイクロソフトが提唱するVRデバイスのガイドライン「Windows Mixed Reality Ultra」に準拠しており、PCメーカー各社から発売されているWindows Mixed Realityヘッドセットを最高画質で動作させられる。